トヨタ新型「RAV4 PHV」の発表は6月1日に決定!なお価格情報は4月末~5月頭頃に配信される予定、早速見積もりなども取得してくるぞ!

2020-05-27

~ようやく新型「RAV4 PHV」の情報が明らかになってきたぞ!~

さて、2020年夏頃に登場予定といわれていたトヨタの新型プラグインハイブリッドモデル「RAV4 PHV」の発表・発売日と価格配信日が、いつもお世話になっているトヨタディーラーでの取材にて明らかになりましたので早速公開していきたいと思います。

新型「RAV4 PHV」の発表・発売日(厳密には記者発表日)は2020年6月1日(月) →例の社会問題の関係により6月8日(月)に延期であることが正式にトヨタメーカーからの通達にて明らかとなりました。
既にクーペSUVモデルのフルモデルチェンジ版・新型「ハリアー(Toyota New Harrier)」が6月17日に発表・発売することが決定していますが、実はそれよりも早く登場するのが新型「RAV4 PHV」なんですね。これはちょっと意外でした。


~グレード別価格帯は、早くとも4月末には明らかに~

そしてグレード別価格帯においても、2020年4月末頃~5月頭頃に配信 → 5月13日(水)に変更される予定とのことなので、早くともこれから1週間以内にはその情報が明らかになるということですね。
なお、新型「ハリアー」は5月11日(月)に価格配信され、5月15日(金)に受注スタートいう流れになるので、これよりも新型「RAV4 PHV」の方が早く価格帯が明らかになります。

トヨタの狙いとしては、必然的に高額になるであろう「RAV4 PHV」の価格帯を先に公開することで、その後に登場する新型「ハリアー」の価格帯とを比較させることで、「ハリアー」の価格帯がリーズナブルであると錯覚させて売り切っていく考えなのかもしれません(あくまでも私の予想)。
この辺りの考え方はトヨタらしいと言いますか…相変わらず戦略がしっかりとしてるなぁという印象。

新型「RAV4 PHV」の価格帯は450万円ぐらいから?

そして気になる新型「RAV4 PHV」のグレード別価格帯ですが、グレードとしては四輪駆動(E-Four)のみのG/G”Z”/BLACK TONEの3種類で、エントリーグレードでも450万円以上になるのではないか?と予想(アメリカ市場では400万円からとの見方も)。
「プリウスPHV(Prius PHV)」の価格帯も、「プリウス」に比べて約70万円ほど価格アップしているので、これに倣うのであれば妥当とは思います。

いずれにしても、こちらも新型「ハリアー」に続いてかなり注目されている個体だと思いますし、三菱の新型「アウトランダーPHEV(Mitsubishi Outlander PHEV)」や、市販化の可能性がある日産の次期「エクストレイルPHEV(Nissan X-Trail PHEV)」と確実に競合になるため、これらと真っ向から勝負する価格帯になることは間違いないと思います。

~これまで明らかになっている新型「RAV4 PHV」の詳細情報をまとめてみた~

①:グレードは大きく3種類をラインナップ

まず今年発売される新型「RAV4 PHV」ですが、具体的な時期については明確になっていないものの、6月~7月に発表・発売がほぼほぼ確実とのことで、価格帯についても5月~6月に配信されるのではないか?とのこと。
そしてPHVモデルでは大きく3グレードがラインナップされるとのことで、グレード内容は以下の通りとなっています。

【新型「RAV4 PHV」グレード一覧】

・G [E-Fourのみ]
・G”Z” [E-Fourのみ]
・BLACK TONE [E-Fourのみ]

上のグレードの通り、Gがエントリーグレードで、G”Z”が中間グレード、そしてBLACK TONEが上位グレードで2トーンカラーのみの設定となっています。
そして駆動方式については、電動モーターを組み合わた四輪駆動(E-Four)のみをラインナップするとのことで、この辺りは新型「ハリアー」のように2WD/4WDの両方をラインナップしない大きく異なるところではないかと思いますね。

②:パワートレインとEV航続可能距離、そしてハイブリッド燃費は?

続いてパワートレインについてですが、エンジンベースはハイブリッドモデルと同じ排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンに電気モーターを組み合わせることで、システム総出力306psを発揮。

更に電動モーター(EV)のみでの航続可能距離は95km”以上”とのことで、競合モデルとなるであろう三菱・現行「アウトランダーPHEV(Mitsubishi Outlander PHEV)」の65kmよりも30km以上伸長してきています。
※但し、航続可能距離95km以上というのは、エントリーグレードGの18インチタイヤを装着した場合と言われています。上位グレードの19インチタイヤになると、更に航続可能距離は少なくなるとのこと

最初は正直「65km以上の見間違いかな?」と思ったんですが(欧州市場向けもEV航続距離は65kmなので…)、どうやら日本市場向けは95km以上のようです。
続いて「RAV4 PHV」のハイブリッド燃費については、WLTCモードで21.8km/Lを記録するとのことで、従来「RAV4 HYBRID」の20.6km/Lよりも少し燃費を伸ばしてきていますね。

③:ホイールサイズについて

ここからは新型「RAV4 PHV」に装備される特別な装備内容をチェックしていきましょう。
まず最上位グレードのBLACK TONEでは、上の通りY字スポークタイプの19インチアルミホイールが標準装備されます。
切削光輝+ブラック仕上げで、タイヤ規格は235/55 R19(19インチ×7.5J)となるため、何と新型「ハリアー」の最上位グレードにて装備される225/55 R19よりも更に太いサイズになりますね。

ちなみにG”Z”/Gにはシングル5スポークタイプとなる18インチアルミホイールが装着されます。
こちらは切削光輝+ダークグレーメタリック塗装で、タイヤサイズは225/60R18(18インチ×7J)となります。

④:ブラックのパーツ部分は全てグロス仕上げ

続いて新型「RAV4 PHV」に設定されるブラックのプロテクタパーツですが、これまでガソリンやハイブリッドモデルはシンプルなブラックの素地だったものが、PHVではフロントバンパーやリヤスキッドプレート、フロント・リヤホイールアーチモール、ドア下ロッカーモール、リヤバンパー、リヤサイドスポイラーが全てグロスブラックに変更されます。
この点についてもかなり豪華になるので嬉しいところですね。

⑤:インテリアの装備内容

続いてインテリアですが、「RAV4 PHV」に関しては、9インチのディスプレイオーディオが標準装備されます。

シートについては、エントリーグレードGには合成皮革+レザテックシート(レッドのカラードステッチ付き)に運転席のみ8way式電動パワーシートが標準装備。
中間グレードG”Z”と上位グレードBLACK TONEには、合成皮革(レッドのカラードステッチ付き)に運転席シートポジションメモリー(2メモリー付)+運転席8way式+助手席4way式電動パワーシートが標準装備となっています。

そしてこちらも嬉しいのが、全グレードに運転席+助手席にシートヒーターが標準装備されるだけでなく、更に後席にもシートヒーターが標準装備されます。これはかなり豪華な装備内容ですし、レクサス「NX/RX」でも上位グレードでないと装備されないものになります。
あとはG”Z”とBLACK TONEには運転席+助手席にシートベンチレーション(シートクーラー)も標準装備されますので、夏場は非常に快適ではないかと思います。

なお気になるパドルシフトについてですが、こちらは北米仕様では標準装備されているそうで、スタッフマニュアルの写真にもパドルシフトは装備されていたのですが、装備一覧には記載されていなかったのがちょっと気がかり。
もしかしたら日本仕様に関してはパドルシフトが装備されない?かもしれないので、この辺りは詳細が明らかになり次第当ブログにて展開していきたいと思います。

⑥:ボディカラー

最後はボディカラー。
「RAV4 PHV」では、BLACK TONEが2トーンのみ5種類で、モノトーンカラーはラインナップせず、それ以外のG”Z”とGに関してはモノトーンのみ6色をラインナップしています。
ボディカラー一覧は以下の通り。

【新型「RAV4 PHV」ボディカラー一覧】

[BLACK TONE(2トーンのみ)]
[ボディ]ホワイトパールクリスタルシャイン×[ルーフ]アティチュードブラックマイカ
[ボディ]シルバーメタリック×[ルーフ]アティチュードブラックマイカ
[ボディ]グレーメタリック×[ルーフ]アティチュードブラックマイカ
[ボディ]エモーショナルレッドⅡ×[ルーフ]アティチュードブラックマイカ
[ボディ]ダークブルー×[ルーフ]アティチュードブラックマイカ

[G”Z”/G(モノトーンのみ)]
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・アティチュードブラックマイカ
・シルバーメタリック
・グレーメタリック
・エモーショナルレッドⅡ
・ダークブルー

以上が新型「RAV4 PHV」に関する概要となりますが、次はグレード別の具体的な主要装備内容を見ていきたいと思います。

~エントリーグレード・Gの主要装備内容~

[充電機能]

・充電ケーブル(AC200V用7.5m)
・充電プラグコード(AC100V用)
・充電ポート(充電インフレット照明&充電インジケーター付)
・導通充電インフレット
[追記]急速充電には非対応

[視界]

・Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)+LEDクリアランスランプ(デイタイムランニングランプ機能付)
・LEDデイライト
・LEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンカラードドアミラー(ヒーター付)
・補助確認装置
・リヤコンビネーションランプ
・コンライト(ライト自動点灯+消灯システム/ランプオートカットシステム)
・バックガイドモニター
・自動防眩インナーミラー

[ウィンドウ]

・UVカット機能付ウィンドウシールドグリーンガラス(合わせ・高遮音性ガラス)
・UVカットフロントドアグリーンガラス(合わせ・高遮音性・撥水ガラス)
・UVカット機能付プライバシーガラス(リヤドア・クォーター・バックドア)

[エクステリア]

・フロントバンパー(カラード+艶ありブラック塗装)
・バンパーロアモール(金属調塗装)
・フロントグリル(メッシュ+艶ありブラック塗装+ダーククロームメッキモール)
・ヘッドランプエクステンション(ダーククロームメッキ)
・リヤスキッドプレート(艶ありブラック塗装)
・ホイールアーチモール(フロント・リヤ/艶ありブラック塗装)
・ドア下ロッカーモール(艶ありブラック塗装)
・リヤバンパー(カラード+艶ありブラック塗装)
・リヤスポイラー(カラード)
・リヤサイドスポイラー(艶ありブラック塗装)
・アウトサイドドアハンドル(カラード)
・バックドアガーニッシュ(カラード+金属調塗装)
・プラグインハイブリッドシンボルマーク(サイド・リヤ)

新型「RAV4 PHV」に設定されるブラックのプロテクタパーツですが、これまでガソリンやハイブリッドモデルはシンプルなブラックの素地だったものが、PHVではフロントバンパーやリヤスキッドプレート、フロント・リヤホイールアーチモール、ドア下ロッカーモール、リヤバンパー、リヤサイドスポイラーが全てグロスブラックに変更されます。
この点についてもかなり豪華になるのは嬉しいところですね。

[足回り/メカニズム]

・225/60R18タイヤ&18×7Jアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)
・タイヤパンク応急処理キット
・E-Four(電気式4WDシステム)
・4WD統合制御(AIM)
・TRAILモード
・ドライブモードセレクト(ECO/NORMAL/SPORT)
・AUTO EV/HV切替モードスイッチ
・ヒルスタートアシストコントロール
・電動パーキングブレーキ
・ブレーキホールド
・バネ上制振制御
・マクファーソンストラット式フロントサスペンション
・ダブルウィッシュボーン式リヤサスペンション
・スタビライザー(フロント・リヤ)
・フードサイレンサー
・ダッシュサイレンサー(室内・エンジンルーム)
[追記]チャージモード

[インテリア/ラゲージ]

・リモートエアコンシステム
・ヒートポンプエアコン(左右独立温度コントロール/S-FLOW[集中モード・湿度センサー付き])
・クリーンエアフィルター(花粉除去・脱臭機能付)
・イルミネーテッドエントリーシステム(ルームランプ・フロントパーソナルランプ・パワースイッチ)
・サンバイザー(運転席・助手席/バニティミラー・ランプ付)
・カップホルダー(フロント2個・リヤ2個)
・助手席シートバックポケット
・ドアポケット(フロント・リヤ)
・オープントレイ(運転席・助手席・センター)
・レジスターノブ(サイド&センター/サテンメッキ[ダイヤル付])
・デッキアンダートレイスペース

[計器盤]

・オプティトロンメーター(メーター照度コントロール付)
・7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(スピードメーター表示)
・ハイブリッドシステムインジケーター

なお気になるパドルシフトについてですが、こちらは北米仕様では標準装備されているそうで、スタッフマニュアルの写真にもパドルシフトは装備されていたのですが、装備一覧には記載されていなかったのがちょっと気がかり。
もしかしたら日本仕様に関してはパドルシフトが装備されない?かもしれないので、この辺りは詳細が明らかになり次第当ブログにて展開していきたいと思います。

[シート]

・合成皮革+レザテックシート表皮(レッドステッチ付)
・スポーティタイプフロントシート
・運転席8wayパワーシート
・電動ランバーサポート(運転席/2way)
・シートヒーター(運転席・助手席)
・後席シートヒーター

そしてこちらも嬉しいのが、全グレードに運転席+助手席にシートヒーターが標準装備されるだけでなく、更に後席にもシートヒーターが標準装備されます。
これはかなり豪華な装備内容ですし、フルモデルチェンジ版・新型「ハリアー」には装備されない部分でもあるので、大きな差別化が図られていますね。

[操作系]

・本革巻き3本スポークステアリングホイール(サテンメッキ加飾付)
・ステアリングヒーター
・ステアリングスイッチ(マルチインフォメーションディスプレイ/オーディオ/レーダークルーズコントロール/レーントレーシングアシスト/ハンズフリー音声機能)
・シーケンシャルシフトマチック
・本革巻きシフトノブ(サテンメッキ加飾付)
・スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)&スタートシステム(スマートキー2個)

[ナビ・オーディオ/その他]

・DCM(専用通信機)
・9インチディスプレイオーディオ
・6スピーカー
・シャークフィンアンテナ
・アクセサリーコンセント(AC100V・1500W・コンセント1/ヴィークルパワーコネクター付)
・アクセサリーソケット(DC12V・120W/前席1個・ラゲージ1個)
・充電用USB端子(センターコンソールボックス内2個・後部2個)
・USB端子(外部入力・充電/インパネ1個)
・盗難防止システム(イモビライザーシステム+オートアラーム)

~中間グレード・G”Z”の主要装備内容~

・Gの装備追加
・パノラミックビューモニター
・ドアミラー足元照明
・リヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]
・ブラインドスポットモニター
・合成皮革シート表皮(レッドステッチ付)
・運転席シートポジションメモリー(2メモリー付)
・助手席4way式電動パワーシート
・シートベンチレーション(運転席・助手席)
・運転席シートバックポケット
・オープントレイソフトマット(運転席・助手席・センター)
・センターコンソールボックス内インナートレイ
・パワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付) など

ここからは中間グレードのG”Z”にて追加される主要装備内容となりますが、やはりガソリンやハイブリッドモデルには設定されなかったパノラミックビューモニターが設定されるのは嬉しいところ。あの耳たぶのようなサイドミラーが排除されるのは大きなポイントではないかと思います。

更に中間グレードでありながら、運転席シートポジションメモリーが付くのもグッド。
あとは夏場には嬉しいシートベンチレーションが装備されるのも嬉しいポイントですね。

~上位グレード・BLACK TONEの主要装備内容~

・G”Z”の装備追加
・235/55R19タイヤ&19×7.5Jアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)
・2トーンボディカラー
・デジタルインナーミラー
・雨滴感応式フロントオートワイパー
・カラーヘッドアップディスプレイ
・ハンズフリーパワーバックドア(挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付)
・スマートエントリー(全ドア/アンサーバック機能付き)&スタートシステム(スマートキー2個)
・イルミネーテッドエントリーシステム(前席足元照明・フロントカップホルダー・オープントレイ(運転席・助手席・センター)[クリアブルー照明])
・おくだけ充電 など

最後は上位グレードのBLACK TONEにて追加される主要装備内容となりますが、新型「ハリアー」同様にデジタルインナーミラーとカラーヘッドアップディスプレイが標準装備されます。
ただ、デジタルインナーミラーについては録画機能が付いていないとのことで、この辺りは新型「ハリアー」の方が優れたポイントだと思うものの、それ以外の装備は新型「RAV4 PHV」の方が優れているのではないか?と思いますね。

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