フェラーリコレクターJosh Cartu氏が詐欺事件に関与していたと報道。ラ・フェラーリ・アペルタ等を所有する有名大富豪に一体何があったのか?
GUMBALL3000にも積極的に参加していた大富豪に一体何が?!
フェラーリコレクターとして世界的に有名なJosh Cartu(ジョシュ・カルトゥ)氏。
世界限定209台(+1台)のみフェラーリが定めたオーナーしか購入することが許されないラ・フェラーリ・アペルタ(La Ferrari Aperta)や、クーペタイプのラ・フェラーリ、そして世界で一番最初に488ピスタ”ピロティ・フェラーリ”(488 Pista Piloti Ferrari)が納車されるなど、その圧倒的な財力とフェラーリからの厚い信頼、そしてSNSでの影響力の強い大富豪 兼 インフルエンサーでもありますが、そんな彼が詐欺事件に関与していたとの報道が。
何とも衝撃的なニュースではありますが、彼はカナダ出身の実業家で投資家でもあり、ソフト・SNSといったITプラットフォーム開発で爆発的な利益を得た人物であるのに対し、一体どのような詐欺事件に関与していたのでしょうか…
違法なバイナリーオプション取引を行い、不正に金を入手していたようだ
海外情報誌The Times Of ISRAELがオンタリオ州証券委員会に対して取材を行ったところ、Josh Cartu氏含む兄弟のジョナサンやデビッド3人が4年間も違法なバイナリーオプション(オプション取引を元にした金融商品の一種)を運営していたことが発覚。
欧州ではバイナリーオプションの取引が禁止されていることは有名ですが、これを認識していながらも、約1.5億円を不正に騙し取り、結果的にこの4年間で全世界規模で見ると約240億円(2億3,300万ドル)を騙し取っていたとのこと。
これについて具体的な調査が進められているとのことから、もしかすると先述の金額以上の取引の可能性もあるかもしれません。
判決次第ではJosh Cartu氏の地位や名声が全て崩壊する可能性も
そして今回の詐欺事件に関しては、刑事訴訟ではなく民事執行訴訟になるとして、裁判官の判決次第で証券またはデリバティブの取引を永久的に停止する可能性があるのはもちろん、Josh Cartu氏の現在得られた富や地位、名声を全て失う可能性もあります。
なおJosh Cartu氏本人は、今回の報道を受けてからSNS(インスタグラムなど)で一切発信しておらず、コメントもできないようになっていて、今後以下のアカウントが運用されるのかも不明。
現在所有されているラ・フェラーリ・アペルタなどはどうなるかわからないものの、フェラーリが最も厚く信頼していた人物に裏切られ、これによってフェラーリというブランドにキズが付いてしまうことも考えられるならば、おそらくフェラーリも彼との関係性を即座に切ってしまうのではないかと思います。