クラシカル&テーラーメイドのパープルカラーに仕上げられたフェラーリ488ピスタ・スパイダーが納車!パープルカラーのフェラーリはとにかく珍しい
その希少なボディカラー名はVinaccia390
フェラーリが定めたVIP顧客にしか販売しないとされるスペチアーレオープンモデルの488ピスタ・スパイダー(Ferrari 488 Pista Spider)ですが、今回は何とも珍しいボディカラーの個体が納車されたとのこと。
そのボディカラーというのが、何と「488ピスタシリーズでは1台しか存在しない」深みのあるパープルカラーで、そのカラー名称はVinaccia390と呼ばれるもの。
Vinacciaとは「汁をしぼったあとのブドウかす」を意味しますが、実はこのボディカラーは特定の顧客しか選択できないと噂のパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイドカラー」にて仕上げられているそうです。
テーラーメイドカラーはとにかく時間とお金がかかる
こちらがVinaccia390にてペイントされた488ピスタ・スパイダー。
深みのあるパープルカラーで、「フェラーリ=レッド(Rosso系)」をイメージされる方にとっては何とも不思議な色合いに感じられるのではないかと思います。
ちなみにこのボディカラー、過去には599GTO/458イタリアでも採用された希少なボディカラーとのことで、488ピスタ系でこのパープル系が納車されたのは世界初。
しかもこのパープルカラーの色味を崩さないために、敢えて488ピスタの特徴でもあるセンターストライプを設定しないという拘りっぷり。
通常テーラーメイドカラーは、スタンダード(無償)カラーやオプションカラーなどとは異なり、フェラーリ本社での打ち合わせを経由して実現できるカラーと言われていて、こうした特殊カラーを用いたモデルだと納期は優に2年を超える時も。
おそらくこのモデルもその対象に含まれていると予想され、オーナー自身もクラシカルな近代フェラーリを求めるために、時間やお金は一切惜しまない人物なのだと考えられます(フェラーリオーナーでも”いつかは自分仕様のフェラーリをオーダーしたい”と考える方も多い)。
ホイールは”敢えて”カーボンホイールを選択していない→一体ナゼ?
なおパープル系のボディカラー以外に使用されるブラック系のアクセントは全てカーボンファイバ製で、しかし足元のホイール系はオプションのカーボンホイールではなく、シンプルな鍛造アルミホイールにカーボンのセンターキャップを装着。
オーナー曰く、「488ピスタ・スパイダーをオーダーしている人のほとんどがカーボンホイールを装着している。私は極力同じものを使用したくない」という想いから、敢えてカーボンホイールを選択しなかったそうです(その代わりとして殆どのアクセントパーツがカーボンという豪華仕様)。