ランボルギーニ新型カウンタックLPI 800-4が遂に世界初公開!シアンをベースとしたマイルドハイブリッド採用、もちろん限定112台全て完売【動画有】

2021-08-17

待望の新型カウンタックの実車が世界初公開!現代版カウンタックを見事に実現

ランボルギーニが世界限定112台のみ販売する究極のマイルドハイブリッドスーパーカー・新型カウンタックLPI 800-4(Lamborghini New Countach)が以前より大きな話題を呼び、発表直前に完全リークされるなどの問題が多数発生しましたが、遂に2021年8月14日に内外装デザインが世界初公開されました。

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今回ランボルギーニが発表した新型カウンタックLPI 800-4は、同社初となるマイルドハイブリッドシステムを採用したシアンFKP37をベースとするモデルで、先述にもある通り世界限定112台のみを販売し、オープントップのロードスターの販売予定は無く、しかもクーペモデルは発表前に完売となっています。

一体どのようなスペックを持ち、どのような内外装デザインなのか?早速チェックしていきましょう。


過去と現代をつなぎ、アヴェンタドールシリーズとしては最後のスペシャルモデル

こちらが今回世界初公開された新型カウンタックLPI 800-4の実車。

「カウンタック」の名を復活させただけでなく、1971年に初めて登場したカウンタックLP500プロトタイプのデザインとプロポーションを彷彿させるようなレトロな要素も取り入れた、まさに過去と現代の融合モデル。

特にくさび形や角ばった表面、縦にオープンするシザードアはLP500そのものですし、フロントエアインテーク周りの角ばったデザインは、初期型LP700-4のアヴェンタドール(Aventador)を彷彿とさせるものがあるため、ランボルギーニの過去モデル(カウンタック)と現代モデル(アヴェンタドール)を上手く組み合わせていることが確認できます。

LP500プロトタイプだけでなく、様々なカウンタックの派生グレードをモチーフにしているところも

真正面から見てみるとこんな感じ。

フロントヘッドライトはスクエア型というより、台形に近い特殊なヘッドライト形状で、水平基調のLEDデイタイムランニングライトとLEDヘッドライトは現代的。

この他フラットノーズのシンプルなフロントフードや、長方形のインテーク辺りといった細かい部分を見ていくと、1985年に登場したLP5000 QV(Quattrovalvole)を彷彿とさせるものがあります。

あとはフロントワイパーの位置もモロにカウンタックそのものですね。

足もとのホイールデザインはランボルギーニの次代の変化を物語っている

足もとのタイヤアルミホイールも見ていくと、ホイールサイズはフロント20インチ/リヤ21インチの前後異径を採用し、更に当時のレトロな丸型にくり抜いたホイールリムをイメージさせつつ、現代のハニカム形状を取り入れるなど、この点は時代の変化を感じることができます。

ブレーキディスクはもちろんカーボンセラミックタイプを採用し、ブレーキキャリパはレッドにペイントされていますが、この点はユーザーの好みに合わせて変更も可能。

そしてこの位置から見たフロントオーバーハングは、カウンタックやアヴェンタドールというよりもウラカン(Huracan)やディアブロ(Diablo)のようにも見えたり…

こちらはリヤホイール周り。

フロント同様にフェンダー形状もカウンタックを彷彿とさせる角ばった形状で、タイヤハウスのクリアランスもほぼ0レベル(っというかカブってる?)。

純正でここまでガッツリと落とし込まれていることも珍しいですが、この点も「カウンタックのデザインを上手く取り込んでるなぁ」と感動するばかりです。

サイドビューに設けられたカーボンファイバフレーム付きのダクトもカウンタックのデザイン要素そのもの。

少し確認しづらいですが、アヴェンタドールと同じドアハンドル(プッシュ式)もうっすらと確認することができます。

あとはティーザー画像でも公開されたサイドウィンドウ後にあるスリット部分は、ルーフとリヤウィンドウスクリーンの「ペリスコピオ」デザインと同じように、1971年のLP500プロトタイプの要素をそのまま取り込んでいるとのこと。

リヤビューは(既にカウンタックからインスピレーションを受けた)シアンFKP37のデザインを上手く踏襲

そしてこちらはリヤテールランプ周り。

ランボルギーニが以前、世界限定63台のみ(ロードスターは19台)販売したシアンFKP37にも採用されているハニカム形状の3灯式テールランプが採用され、更にテールランプ周りのハニカム形状もカウンタックのデザインを上手く踏襲。

少し遠目で見ていくと、カーボンファイバ製リヤディフューザーやセンター寄りの両サイド2本出しとなるクワッドエキゾーストパイプは現代的で、リヤダクト形状は旧デザインを取り込むなど、このあたりの新旧の取り入れどころもユニーク。

そしてリヤタイヤが見事にむき出しの状態になっているのはレーシングカーそのもので、おそらく後続を走る車はかなりの確率で飛び石のダメージを受ける可能性が高そうですね。

なお今回の画像ではリヤスポイラーが確認できず、ランボルギーニも公式的なことは発表していないとのこと。

恐らくはアヴェンタドールと同じく格納式ではないか?と推測していますが、いずれ公開されるであろう公式インプレッションを楽しみにしたいところです。

新型カウンタックLPI 800-4のパワートレインや内装は?気になる続きは以下の次のページにてチェック!