これまたとんでもないお宝が…サウジアラビア王子の依頼で作られたフェラーリのワンオフモデル・メーラSが競売へ!外観はマツダRX-7風にカスタムされ、内装は日本人デザイナーが担当

このワンオフモデルの予算は一切なし→つまり「予算を無限」に設定していた

フェラーリといえば、これまで様々なワンオフモデルを発表・発売し、直近のワンオフモデルでいえばGTC4ルッソ(Ferrari GTC4 Lusso)をベースにしたBR20が一番ホットなワンオフモデル。

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そして今回、2022年2月2日にフランス・パリにて開催されるRMサザビーズオークションにて、1983年式のフェラーリ400iをベースにした世界に一台しか存在しないワンオフモデル・メーラS(Meera S)が出品されます。

「ん?メーラS?・・・なにそれ?」と思う方も非常に多いかと思いますが、中々に不思議且つ奇妙な経緯で特別に製作された一台となっています。


ワンオフモデルの製作依頼を出したのはサウジアラビア王子

こちらが世界に一台しか存在しない超希少なワンオフモデル・メーラS。

400iがベースということもあり、2ドアクーペでありながらも車内は2+2シーターのGTモデル。

しかもこのモデルの製作を依頼したのはサウジアラビア王子で、「予算は一切設けない。予算は無限にあるので私の求める仕様に作ってほしい」と委託したそうです。

なおデザインベースとしては、グループBスタイルの初代マツダ・サバンナRX-7をモチーフにしたデザインに仕上げられていることから、恐らくサウジアラビア王子もRX-7のデザインが相当に好みだったのではないかと思います。

フロントマスクはこんな感じ。

確かにRX-7を連想させるデザインで、フロントノーズ部分にはスクエア型のダクトが設けられ、フロントヘッドライトは現代の規格では対応できないリトラクタブルヘッドライトを採用しています。

ちなみにメーラSのエクステリアデザインを担当したのは、1950年代~1970年代に複数のフェラーリ/マセラティ/BMW/トライアンフなどを担当したことのあるジョバンニ・ミケロッティ氏。

ジョバンニ・ミケロッティ氏は、メーラSが完成する前に亡くなっていた

サイドビューから見た姿もサバンナRX-7をイメージさせるような、どこか国産車っぽいリフトバックスタイルにも。

なおこのモデルに関しては、製作依頼を出したサウジアラビア王子が本当に満足のいくモデルだったのかは不明で…っというのも、このモデルの製造年は1983年式なのに対し、ジョバンニ・ミケロッティ氏は1980年1月に亡くなっているんですね。

噂によれば、生前にジョバンニ・ミケロッティ氏がいくつかのデザイン候補を作成し、彼が亡くなった後に息子であるエドガルド氏含むデザインスタジオが独自の解釈で作り上げたのではないか?との情報もあるようです。

内装は日本人デザイナーが担当?!ワンオフモデル・メーラSの予想落札価格は?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にて!


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