ポルシェ新型911スポーツクラシック(992世代)が世界初公開!1970年代を彷彿とさせるレトロ感、918スパイダー以来となるセミアニリンレザーも採用へ

世界限定1,250台全て完売しているとの情報も

2022年4月28日の発表前日にその姿が完全リークされてしまったポルシェ新型911スポーツクラシック(Porsche New 11 Sport Classic, 992世代)ですが、遂にポルシェ公式より内外装デザインが世界初公開されました。

今回発表された新型911スポーツクラシックは、1960年代後半~1970年代初頭にラインナップされたクラシックポルシェを彷彿とさせる雰囲気を持ち、一部活用されるクロスシートインサートやクロスドアパネル、ウッドトリムといったレトロスタイルも取り入れています。

ちなみにこのモデル、2022年4月28日時点では、2022年後半頃より欧州や北米市場から先行してデリバリースタート予定となっていますが、日本市場での市販化や価格帯、デリバリー時期などは明確になっていません。


新型911スポーツクラシックの現地価格帯は274,714ユーロ

こちらが今回発表された新型911スポーツクラシック。

世界限定1,250台と極めて数の少ない個体となりますが、一部報道によると「既に完売している」とのことで、おそらくはプレスリリース以前にポルシェディーラーから重要顧客を対象にアプローチをかけていた可能性も高そう。

なお現地価格帯は274,714ユーロ(日本円に換算して約3,720万円)と中々に高額ですが、ベースとなるモデルが911ターボ(992世代)となるため、パフォーマンスバランスを考慮すると妥当な価格帯なのかもしれません。

ナナサンカレラを彷彿とさせるリヤデザイン

そしてこのモデルの大きな特徴といえば、その魅力的なレトロスタイルだと思いますが、大きなダックテールスポイラーは1970年代に誕生した911カレラRS 2.7(別名:ナナサンカレラ)がモチーフになっているとのこと。

サイドには数字が表記されたデカールを採用することで現代的な要素を取り入れ(1~99まで任意で設定可能)、しかしリヤエンドのゴールドアクセントに加飾された”911 Sport Classic”は初代911を彷彿とさせるなど、まさに過去と現代が見事に融合した新世代911ターボ。

パワートレインは、排気量3.7L 水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力543hpを発揮、トランスミッションは6速MT(3ペダル)、駆動方式は後輪駆動(RWD)のみを採用します。

足回りも充実していて、カーボンセラミックブレーキも標準装備

足もとのホイールサイズですが、フロント20インチ/リヤ21インチの前後異径タイプで、クラシカルなフックスホイールを現代的な解釈に仕上げ、更にホイール締結方法はセンターロック式。

足回りにおいては、カーボンセラミックブレーキやダイナミックシャシーコントロール、リアアクスルステアリング、アクティブサスペンションマネジメントシステムもすべて標準装備されているとのことで、おそらくオプション関連は最小限に抑えられている可能性が高そうです。

新型911スポーツクラシックには、918スパイダー以来となる”アノ”素材も使用されている?気になる続きは以下の次のページ(2ページ目)にてチェック!