【価格は日本円で約9.8億円!】パガーニが世界限定5台のみとなる究極のテーラーメイド・新型ウアイラコーダルンガを世界初公開!1960年代ル・マンレースカーからインスピレーションを受けた特注モデル
ちなみに「コーダルンガ(Codalunga)」はイタリア語で「ロングテール」を意味
イタリアの少量生産型ハイパーカーメーカーでお馴染みパガーニが、世界限定100台のみ販売したウアイラ(Pagani Huayra)。
ウアイラという車名は、ケチュア語で「風」を意味していて、南米の先住民族が信仰する神の名でもありますが、このウアイラをベースに世界で僅か5台のみ製作される完全テーラーメイドの新型ウアイラコーダルンガ(New Huayra Codalunga)が世界初公開されました。
このモデルは、世界でも有数のパガーニコレクターの要望により実現したロングテールモデルで、車名につけられた「コーダルンガ(Codalunga)」も、イタリア語で「ロングテール(Longtail)」を意味します。
一体どのようなモデルで、どれぐらいの価格帯なのか?チェックしていきましょう。
何とウアイラコーダルンガの車両本体価格は約9.8億円
こちらが今回公開された究極のテーラーメイドモデルとなる新型ウアイラコーダルンガ。
パガーニ社だけでなく、社内コーチビルダーのGrandiComplicazioniとの共同開発によって実現したモデルでもあります。
価格は何と700万ユーロ(日本円に換算して約9.8億円)とのことで、ブガッティが世界限定10台のみ販売した新型チェントディエチ(Bugatti Centodieci)に近い価格帯。
1960年代のクラシックなル・マンレースカーからインスピレーションを受けたロングテールスタイル
そしてこの伸びやかで後ろへと延びていくロングテールスタイルは、従来のウアイラクーペよりも+360mm延伸。
マクラーレン・スピードテール(McLaren Speedtail)を彷彿とさせるものがありますが、1960年代に登場したル・マンレースのロングテールモデルからインスピレーションを受けているそうで、スーパーカー/ハイパーカーというよりも、まるで宇宙船のようなフォルム。
ドア開閉はパガーニの象徴ともいえるガルウィングドア
ドア開閉はもちろん、カモメのように羽ばたくようなガルウィングドアを採用。
サイドミラーは、フロントフェンダーから”ニョキ”っと伸びるような触手っぽい独特の形状で、この辺りはウアイラシリーズでは定番のデザイン。
そしてヘッドライト意匠は、それぞれが独立した二眼LEDヘッドライトを搭載し、フロントグリルも大口スタイルの楕円形を採用していますが、こうして真正面から見てみると、どこかレトロチックなデザインでありながら、芸術的な雰囲気も。
パガーニのコマーシャルディレクターであるハネス・ザノン氏曰く「すべてのパガーニプロジェクトは、ビジョンと夢から生まれています。そして最も象徴的で排他的なパガーニ車のいくつかは、クライアントのビジョンと夢から生まれています。今回のモデルは、1960年代のコーチビルダーのように、特別なクライアント向けにスペシャルプロジェクトとして開発できますが、今日の国際的な認証要件に準拠しています」とコメントしていて、2年以上の開発期間を経てようやく製品化できたそうです。