本当に大丈夫か?先行予約でフルモデルチェンジ版・レクサス新型NXを契約して10か月近く経過しても「納期未定」と回答されている納車待ちユーザーが多いようだ
まさか先行予約時点でここまで長納期化するとは誰も予想できなかった
どの自動車メーカーも新車・新型車の納期が「半年以上」「1年以上」が当たり前になり、トヨタ新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)やレクサス新型LX600といった高価格帯モデルでも「納期4年以上」と回答されていますが、こうしたなかで大人気モデルのレクサス新型NXも長納期問題に悩まされています。
2021年8月19日に発売前先行予約がスタートし、同年10月に発表/11月に発売され、先行予約が始まってから既に10か月が経過しようとしていますが、こうしたなかでも「先行予約組で未だ納車されていない問題」が発生しています。
前回のブログでもお伝えした通り、2022年6月上旬に新型NXを購入・契約し、未だ納車されていない方を対象に、レクサスディーラーにて「2023年末までの生産振り分けの案内」が通知され、その振り分けの対象となった方には、担当スタッフさんから連絡が届いている可能性がありますが(販売店によっては案内していないところもあるかもしれない)、その振り分けに該当しなかった方が2024年以降の納期になってしまう…という信じがたい内容となっています。
更に追い打ちをかけるように工場生産・稼働停止が追加されたことも大きく影響しそうだ
先程の納期回答に加え、もう一つ注目されているのが、2022年6月16日にトヨタ公式プレスリリースにて発表された「2022年6月~7月の工場生産・稼働停止計画」について。
この稼働停止計画を見ていくと、主要モデルともいえるトヨタ新型ノア(Toyota New Noah)/ヴォクシー(New Voxy)やクラウン(Crown)、ハリアー(New Harrier)、RAV4、ヤリスクロス(New Yaris Cross)、ヤリス(New Yaris)、アクア(New Aqua)など、最大11日間の稼働停止が発表されていますが、以下のレクサスラインナップモデルも稼働停止の対象となっています。
【2022年6月~7月の工場生産・稼働停止スケジュール一覧[修正版](全14工場28ライン中 → 7工場11ライン)】
[トヨタ自動車・田原工場・第3ライン]
◇レクサスLS/IS/RC/RC F/NX・・・2022年6月6日(月)~10日(金)、27日(月)~30日(木)、7月1日(金)の10日間[トヨタ自動車・宮田工場・第1ライン]
◇レクサスNX/NX450h+/CT/UX/UX300e・・・2022年6月2日(木)、3日(金)、6日(月)~10日(金)の7日間
上の項目の通り、宮田工場のNX/CT/UX生産ラインは追加停止はなかったものの、田原工場は+5日間の稼働停止に。
これにより、新型NXの生産にどれだけ影響するかはわからないものの、ハイブリッドモデルとなるNX350hを中心に生産が滞っているそうで、「一体いつになったら納車されるのだろうか…」と不安になるのもちろんのこと。
先述にもある通り、新型NXの先行予約時期に契約された方でも、契約後10か月近くが経過しても担当スタッフさんからは「納期回答が全く無い」「2023年末の生産枠には入ったとのことだが、”また納期が遅れるかもしれない”という内容込だった」「2024年以降の納期が濃厚」ととにかくバラバラで、この辺りは納車待ちのユーザーにフラストレーションがたまるのはもちろんですが、”納期があまりにも先過ぎる内容”だったり、”ユーザーからお叱りを受けるようなメーカーからの回答”で振り回されるレクサスディーラーも大変だと思うんですね。