フェラーリが2026年までに15台もの新型車を発売へ!ハイパーカーやピュアEV、そしてV12自然吸気エンジンを搭載する新型プロサングエも全体出荷の「20%未満」を占めることに

遂にフェラーリがピュアEV化に向けて少しずつ前進していくようだ

フェラーリは以前、2018年~2022年にかけての製品ロードマップを明らかにし、全15車種もの新車・新型車を発表・発売することを明らかにしましたが、今回は2023年~2026年にかけて更に15台もの新車・新型車を発売することを明らかにしました。

2023年~2026年にかけての製品ロードマップには、新世代SUV(FUV?)の新型プロサングエ(Ferrari New Purosangue)に始まり、新型SF90ストラダーレ(New SF90 Stradale)のハイパフォーマンス版となるSF90VS、更にはラ・フェラーリ(LaFerrari)の後継モデルとなるであろう新世代ハイパーカーやピュアEVモデルも登場することが期待されます。

こうしたなか、2023年~2026年に販売される内の何%がハイブリッド、ガソリンモデルやピュアEVはどれぐらいの割合で販売されるのか見ていきましょう。


2026年までにピュアEVスーパーカーがラインナップされるのは全体の僅か5%のみ

なおフェラーリによれば、2023年~2026年にかけての新車・新型車販売において、以下の割合でラインナップを計画しているそうです。

◇内燃機関(ICE):40%

◇ハイブリッドモデル:55%

◇ピュアEV:5%

てっきり70%~80%ぐらいはハイブリッド&ピュアEVになる?と予想していましたが、新型プロサングエにV型12気筒自然吸気エンジンが搭載されることもほぼ濃厚と言われていますし、更には新型ローマ(New Roma)のハイパフォーマンス版など、2030年までには可能な限り内燃機関系のモデルを展開していくものと考えられます(2021年に導入された新型車の80%がICEモデルで、残り20%がハイブリッド系だったこともあり、一気にピュアEVを拡販するのは難しそう)。

2022年9月に新型プロサングエが発表され、全体総出荷量の20%未満をプロサングエに

なお新型プロサングエに関しては、フェラーリによれば2022年9月にV型12気筒自然吸気エンジンを搭載したノンハイブリッドモデルを発表予定とのことで、さらに顧客への年間総出荷量を全体の20%に制限することも明らかにしています。

言い換えれば、2023年から販売されるフェラーリラインナップの約20%がSUV系になるということで、しかし20%に制限するということは、カタログモデルとして展開されるというよりは、ある一定の上客向けにラインナップされるのではないかと予想されます。

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ちなみに2026年~2030年までには、ICEモデルは全体の僅か20%、ハイブリッドモデルが40%、そして残り40%がピュアEVモデルをラインナップするとのことで、いよいよ本格的にフェラーリから官能的なサウンドを提供する内燃機関系が淘汰されていくのを見ると非常に寂しく思う所です。

フェラーリはピュアEV専用の第三の生産工場を、マラネロ本社近くに建設予定

ちなみにフェラーリ初のピュアEVモデルに関しては、今のところ2025年に前倒しして販売される?とも報道されていて、しかもこのピュアEVを製造するために、イタリア・マラネロ本社近くにある土地を購入し、そこに第三の生産ラインを設置すると言われています。

既にピュアEVに向けての開発準備は進められているそうで、バッテリー関連の研究開発施設も本格的に建設されることを考えると、「遂にフェラーリもピュアEVスーパーカーを製造することになるのか…」と色々と思うこともあったり。

フェラーリのカタログモデルやスペチアーレモデル、超限定モデルの売り上げはどれぐらい?

なおフェラーリの総売上げの約85%が、既存ラインナップモデルとなり、約10%が812コンペティツィオーネや488ピスタといったスペチアーレモデルやハイパフォーマンスモデル、そして残り5%が新型デイトナSP3などのICONAシリーズや超限定モデルとなります。

この他、モータースポーツ部門においては、フェラーリが過去に公開したティーザー画像より、今後フェラーリのル・マン・デイトナプロトタイプをプレビューする予定で、2022年7月頃にはテスト走行を実施するのでは?と予想されています。

また今回のモデルが、ハイパーカーLMDhプログラムやフォーミュラ1(F1)と直接的な関係性があるかどうかといわれると不明なので、フェラーリ公式の発表を待ちたいところです。

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Reference:motor1.com①