ホンダ・シビックタイプR(FK8)のパトカー/警察車両がマレーシアにて発見される!フランスでは日本警視庁仕様に改造されたFK8が目撃され、カスタムしたオーナーが逮捕される?

スポーツカーモデルの警察車両はとにかく注目され、抑止効果としても上手く働いている模様

スポーツカーをベースにした警察車両/ポリスカーといえば、栃木県警が所有するレクサスLC500や日産GT-R R35/フェアレディZ(Nissan Fairlady Z)、ホンダ初代NSX、そして埼玉県警が所有する日産スカイラインGT-R R34などが有名ですが、今回マレーシアの公道にて、当時ニュルブルクリンクサーキットFF(前輪駆動)最速のポリスカーとして注目を集めたホンダ・シビックタイプR(Honda Civic Type R, FK8)が目撃されています。

シビックタイプR(FK8)の警察車両といえば、2019年9月にホンダマレーシアが、同国のアブドゥラ国王(正しくはアブドゥラ・リアヤトゥッディン・アルムスタファ・ビラ首長)に対し、シビックタイプR(FK8)を寄贈したとして話題に。

寄贈の理由としては、国王生誕となる8月31日の誕生日を祝うためで、警察車両としてはもちろんのこと、護衛隊の先導車としても活用されています。


話題作りのためではなく、パトカー/護衛隊の先導車としてフル活用されているシビックタイプR(FK8)

こちらが今回、マレーシア・クアラルンプールの公道にてスパイショットされたシビックタイプR(FK8)のポリスカー。

後ろから見ても一目で「速そう」なことが分かりますし、リヤロアバンパーのダミーインテークにはL字型ブレードが設けられていないことから、マイナーチェンジ前の前期型であることが確認できます。

改めて思うのは、日本では初期型のホンダNSXの警察車両は存在していても、シビックタイプRの警察車両は存在しておらず、アメリカや中東でも見たことが無いということ。

そう考えると、マレーシアにて存在するFK8のポリスカーは唯一無二だと思われますし、定期的にマレーシアでも目撃情報が上がっていることから、単なる注目集めや飾りとして活用されているのではなく、市民を守るためにパトロール車両として活用されているのだと考えられます。

白基調にマレーシア警察カラーにまとめられたクールなタイプR

こちらが路駐していた瞬間を撮影したというシビックタイプR(FK8)の警察車両。

ボディカラーはチャンピオンシップホワイトではなく、マレーシアの警察車両をイメージしたホワイトを基調としつつ、ブルーとイエローのアクセントカラーを追加。

フロントリップやサイドスカートには、レッドのディテールアクセント付きとなるカーボン調エアロパーツが装着されていますが、こちらは基本的に標準装備。

足もとにはデュアル5スポークタイプの20インチアルミホイールが装着され、ブレーキキャリパーはレッドに塗装されたブレンボ製。

こんな姿で後方から追いかけられてきたら逃げられそうにもありませんが、このモデルは6速MTのみの設定ですし、運転できる警察官もかなり限られそうですね。

マレーシアだと日本円にして約999万円で販売

参考までに、ホンダマレーシアにて販売されたシビックタイプR(FK8)の車両本体価格は330,000リンギット(日本円に換算して約999万円)と非常に高額。

パワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒VTECターボエンジンを搭載し、最高出力310ps/最大トルク400Nmを発揮、トランスミッションは6速MTのみ、駆動方式は前輪駆動[FF]のみとなります。

なお日本国内やアメリカ、欧州、中国でも販売されている新型シビックタイプR(FL5)ですが、こちらも2023年にマレーシアで販売予定とのことですが、恐らく価格帯も日本円で1,000万円を超えることが予想されます。

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