何か勿体ないな…ホンダ・シビックをベースにしたポルシェ911(993世代)がタイにて販売中!更にフォードGT40の”余りもの”をベースにした新型GT1が世界限定30台のみ販売へ!
ポルシェ911のレプリカモデルは数多く登場したが、ハッチバックスタイルは初めてかもしれない
これまで様々なレプリカモデルが登場してきましたが、今回はタイにてポルシェ911(993世代)のレプリカモデルが販売されています。
他のモデルをベースに2ドアスポーツクーペスタイルのポルシェ911レプリカは多数登場しましたが、よくよく考えてみるとハッチバックスタイルの911レプリカは見たことがありませんでした。
現在タイにて販売されている個体は、レプリカモデルの中では非常に珍しい旧世代ハッチバックの911とのことですが、ベースとなったモデルは何なのかチェックしていきましょう。
何とベースはホンダ・シビック(EG型)
こちらがタイにて販売されているポルシェ911(993世代)のレプリカモデル。
丸目のヘッドライトと滑らかなボディスタイルが特徴的ですが、レプリカと呼ぶにはもう少し完成度を高めて欲しかったところ。
っというのも、このモデルのベースはホンダの5世代モデルとなるシビック(Honda Civic, EG型)で、販売車両としての名称はシビックとポルシェを組み合わせた「CivicheEG911」なのだそう。
EG型シビックは、1991年~1995年に販売された個体で、当時スポーツシビックとも呼ばれました。
ボディスタイルとしては、3ドアハッチバックや4ドアセダン、2ドアクーペなどがラインナップされましたが、今回のレプリカモデルでは3ドアハッチバックを流用しているそうです。
別の角度から見てみるとこんな感じ。
プラットフォームやエンジンはシビックがベースですが、エクステリアはポルシェ993に見せるためのオリジナルワイドボディキットをコンバート。
フロントバンパー形状やエアインテーク、チリなどを見ていくと完成度としてはほど遠いですが、タイではこういったレプリカモデルの注目度も結構高いようです。
足回りについては、シビックから大きく変更されているかは不明ですが、大きく外側に張り出したフロント・リヤフェンダーや大口径タイヤアルミホイールとの組み合わせを見ると走りにも期待できそう?(駆動方式はFFですが…)
内装のカスタムは特に無し
サイドビューはこんな感じ。
リヤトランクが開いているため、リヤハッチのラインなどは確認できないものの、先ほどのフロントに比べるとEG型の面影がしっかりと残っているのが確認できます。
あとは内装もほぼシビックそのままだと思われますし、右ハンドル仕様というのも馴染みがありますね。
リヤエンドはシビックでもポルシェ911でもない、謎の丸形テールランプ
リヤエンドはこんな感じ。
さすがにポルシェ911(993型)の水平基調ではありませんが、従来のEG特有の水平基調でもなく、なぜか丸形の片側一灯式という不思議。
リヤバンパー形状もオリジナルボディキットをコンバートしているものと予想されますが、デザインコンセプトがどのようなものなのか気になる所です。
ちなみにこのモデル、タイにて中古車として販売されているものの、具体的な価格帯については非公開となっています。