【価格は約4,330万円から】(2024年)マクラーレン新型750S/750Sスパイダーが世界初公開!720Sから更に30馬力アップし、P1からインスパイアされたエキゾーストを搭載

エクステリアはそこまで大きく変更してこなかった新型750S

マクラーレンのスーパーシリーズとしてラインナップされた720S。

その後、本モデルをベースに世界限定765台のみ販売されたのが765LT/765LTスパイダーですが、遂にベースとなる720Sの後継モデルとなる新型750Sが2023年4月26日に世界初公開されました。

今回発表されたのは、クーペタイプの750Sと、電動オープンクローズが可能な750Sスパイダーの2種類で、720Sのコンポーネントをベースにしながらも約30%が新規設計または変更されているため、その乗り味や加速性能、剛性が大幅に強化された一台となっています。

具体的にどういったデザインで、どういったスペックを持つのかチェックしていきましょう。


新型750Sのエクステリアをチェックしていこう

こちらが今回公開された、マクラーレン新型750Sのフロントマスク。

クローズドルーフのクーペタイプとなりますが、フロントマスクは基本的に720Sと共通で、パッと見は大きな違いは無さそうに思えたり。

ただマクラーレンによれば、フロントバンパーは新デザインとなり、今回のモデルは親しみやすいデザインと新鮮なスタイリングを特徴とするスーパーカーに仕上げているそうで、「マクラーレンのフォームは機能に従う」というデザインフィロソフィーをさらに研ぎ澄ました一台とのこと。

改めてフロントマスクを見ていくと、LEDヘッドライトとラジエーターへの経路を収容する再設計されたより狭いアイソケットに空気を送り込むデザインで、更にワイド化したフロントスプリッターは20%大きくなったアクティブリアウィングと連携して、空気力学的なバランスを提供しているとのこと。

中央のエキゾーストシステムはP1からインスパイア

リヤビューもまた刺激的なデザインですが、昨今のトレンドにもなっているセンター&上方マフラーは健在で、しかもクーペ/スパイダー共に共通となる、世界限定375台のみ販売されたP1からインスパイアされたエキゾーストシステムをインストールしているのも大きなポイント。

P1譲りのセンターマフラーもかなりクールですが、これによってアクティブリアウィングを50.8mm高くリセッティングしているのもポイントですし、更に空力特性を向上させているのもマクラーレンらしいところ。

この他、750Sにはリヤホイール前方の大きなインテークや、新デザインのリアバンパー、新しいリヤメッシュグリルとリアデッキを装備することで空冷・空力効果を向上させています。

リフトアップシステムは10秒から4秒へと大幅に短縮

そしてこちらはオープントップの750Sスパイダー。

先程のクーペモデルとの共通ポイントとしては、+6mmワイド化したフロントトレッドと新設計のサスペンションジオメトリを採用し、よりクイックなコーナリングを実現。

更にマクラーレンの新世代プロアクティブシャシーコントロールIIIが搭載されており、フロントスプリングは3%柔らかく、リアスプリングは4%硬くなっているとのことですが、この点は実際に乗って見ても違いが明確にわかるかどうかは微妙なところ(サーキットを意識した設計になっているのかもしれない)。

実用面においては、コンビニなどにある歩道を乗り上げる際に重宝されるリフトアップシステムを改良し、フロント部分を10秒 → 4秒で持ち上げるように大幅に改良されています。

2ページ目:新型750Sのパワートレインは?内装もラグジュアリー志向のデザインを準備?