(豪)16歳の高校生がランボルギーニ・アヴェンタドールSVにて運転練習→案の定SNSで晒され4,000件を超えるコメント→嫉妬の嵐で誹謗中傷が止まず

16歳の少年が行ったことは何も間違っていない

オーストラリアにて、ランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador)をベースにした限定モデルのアヴェンタドールSV LP750-4を用いて、16歳の少年(高校生)が教習車代わりとし運転しているシーンがSNSにて晒され話題となっています。

これは、オーストラリア・メルボルンの東部フリーウェイにて、アヴェンタドールSVを運転している16歳の少年が目撃されたと伝えられていますが、SNSの特徴として、一部内容が事実と異なったり、少年に対する妬み・嫉み、更には誹謗中傷が止まらず、遂にコメント数も2023年5月30日時点で4,000件を超えました。

一体なぜこのようなことが起きてしまったのかチェックしていきましょう。


オーストラリアでは、ある一定の条件を満たせば16歳の少年でも公道にて運転することが可能

こちらが今回、FacebookのMelbourne Car Spottersによって投稿されたランボルギーニ・アヴェンタドールSVが公道を走る画像。

上の画像にもある通り、ブラックカラーにホワイトの”SV”ステッカーロゴが貼付されていますが、なぜこの車両を見ただけで「16歳の少年が運転していた」と云われているのかというと、右側のリヤバンパー部分に”L”マークプレートが貼付されているから。

オーストラリアでは、運転「許可証」と「ライセンス」の2種類が存在する

これはオーストラリア独自の法律で義務付けられているように、ドライバーが学習者許可証を取得していることを示すため、Lプレートを貼付する必要があります(日本で言えば仮免的なアレ)。
※「許可証」は16歳から取得することが可能で、これを取得した後に1年間運転しないと次のステップである「ライセンス」を取得することができず、このライセンスは18歳以上にならないと取得できない

オーストラリア・ビクトリア州では、学習者が16歳以上である必要があり、常に正式な免許を取得する監督者と一緒に同乗していれば、今回のように少年がアヴェンタドールSVを運転することは何も問題ではないんですね(つまり一般車両であればコンパクトカーでもスーパーカーでも良い)。

もちろん、運転する際には血中アルコール濃度がゼロであることや、携帯電話などの機器を使用しないこと、物を牽引しないことが義務付けられています。

スーパーカーを運転するだけで嫉妬・誹謗中傷・攻撃対象になるのは残念

ちなみにこの写真がSNSにて投稿された後、コメント数は4,000件を優に超え、日本人同様に嫉妬の嵐が凄まじく…

・16歳の少年がアヴェンタドールSVを運転するのは早い

・どうせ親の金が無いと何もできないバカ息子

・早く事故ればイイのに

・世の中には車に乗りたくてもお金が無くて乗れない人がたくさんいる

など言いたい放題。

確かに若い人間がスーパーカーに乗っているシーンが目撃されるだけで、今回のSNSはもちろんのこと、YouTubeなどでも叩かれることも多いですし、何の理由も無しに誹謗中傷や言葉の暴力が飛び交うことが多いです。

残念ながら、スーパーカーに乗るということは、こういった嫉妬や歪んだ正義による被害を受けることも避けることはできないのかもしれないのですが、少なからず今回のような例は特に何の問題も無いですし、少年も車を運転するために一生懸命練習しているでしょうから、この少年の未来を潰してしまうような醜い大人にはならず、心にゆとりと余裕をもった大人になってほしいところです。

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