「諸星一家」でお馴染み諸星伸一こと山本伸一 容疑者が道路運送車両法違反などの疑いで逮捕。執拗な空ぶかしや眩しい電飾で以前から苦情が酷かった模様
「諸星一家」のトップこと諸星伸一 氏が遂に逮捕
スーパーカー界隈において世界的に有名な諸星一家こと諸星伸一 氏。
そんな彼が、自身の愛車であるランボルギーニ・アヴェンタドール (Lamborghini Aventador)の車検を不正に通したとして逮捕されました。
捜査関係者によると、道路運送車両法違反などの疑いで逮捕されたのは、カスタムショップの社長である諸星伸一こと山本伸一 容疑者(55)と、川田将大 容疑者(32)、そして千葉県松戸市の車検場の責任者である成田国造 容疑者(80)ら男6人となります。
不正車検により嘘の証明書を作成していたことが判明
国内メディアのTBS NEWS DIGの報道によると、山本容疑者らは2024年10月、車検の適合基準に合致しない不正な改造パーツを装着したランボルギーニ・アヴェンタドール等を、成田容疑者の車検場に持ち込み、法律で必要な点検と整備をしていないにもかかわらず、嘘の証明書を作成 → 不正に車検を通させた疑いがもたれているとのこと。
山本容疑者のアヴェンタドール等は、より大きなエンジン音がするようマフラーが不正改造されていて、更には車体に電飾を施すなど、車検の適合基準を全く満たしていませんでした。
なお山本容疑者は「諸星伸一」と名乗り、不正改造したスポーツカーの愛好家グループである「諸星一家」を率いていて、エンジンの空ぶかしや大きな音を立てた走行などについて警視庁に苦情や相談が寄せられていました。
取り調べに対し、山本容疑者らは容疑を認めているとのことですが、今回の逮捕は「見せしめ」が目的なのではないかと予想されます。
そもそも諸星伸一とはどのような人物なのか?
ちなみに諸星伸一 氏は、東京都を拠点とするカスタムカーショップのファイティングスター (Fightingstar)を経営する人物でもあり、イベント企画や運営などにも携わってきました。
特に冬の季節になると、諸星一家のグループを従え、サンタクロースのコスプレをして「サンタルギーニ」と称し、日本の福祉もしくは児童養護施設へと訪問してはお菓子を提供したり、支援物資するなど、いわゆるボランティア活動や社会貢献活動に力を入れてきました。
また同氏は、ランボルギーニをこよなく愛する人物であり、ランボルギーニ創業50周年を記念した世界限定100台のみとなる、特別仕様車アヴェンタドール LP720-4 50°アニヴェルサリオのクーペモデルを日本で一番最初に納車させた人物でもあります。
そんな諸星伸一 氏ですが、2019年3月には首都高速道路の中央環状線にて、トラックとの接触事故で車体を損傷し、更に自身の体にも後遺症が残るほどの大事故を起こし世間を騒がせました。
事故後の経過についても、SNSでは様々な投稿がなされましたが、事故から9か月半が経過したタイミングにて、事故で大破していたアヴェンタドール LP720-4 50°アニヴェルサリオが復活。
イエローのボディカラーから蛍光グリーンへと変更され、これまで以上にワイド&ローに仕上げられ、電飾にピカピカしたエクステリアはもちろんのこと、社外製マフラーをインストールすることで爆音を発していたわけですが、これらの改造ももちろんのこと不正だったということになります。
先ほどの繰り返しにはなりますが、おそらく今回の逮捕は見せしめが目的だと思われ、しかも毎年6月は「不正改造車を排除する運動」の強化月間でもあるため、警察も意図的にこの時期を狙ってきたのだと予想されます。
ただその一方で、山本伸一 容疑者とコラボしたYouTuberやスーパーカーオーナーにも飛び火する恐れがあり、今回は6人の逮捕となっていますが、更なる拡大も十分予想できるかと思われます。