BMWとトヨタの共同開発モデル「Z4」、BMW「スープラよりも絶対ユニークになる」

2020-05-27

BMWのコンセプトモデルとなる2シーターオープンモデル「Z4コンセプト」。
トヨタとの共同開発によって生み出されるコチラの個体は、「スープラ」と同じプラットフォームを共有することになりますが、これについてBMWオーストラリアのヘッドであるMarc Werner氏は「スープラよりも絶対にユニークな製品になる。そして究極の2シーターモデルとして誕生することは間違いない」とコメントしており、「Z4コンセプト」が今後のBMWブランドの方向性を位置づける重要な一台であることを示唆しています。
これは恐らく「Z4」のアグレッシブなデザインはもちろんのこと、ドライバーズシートとパッセンジャーズシートを異色にしたツートンカラー、そして「Z4」本来の軽やかな走りが実現できることを説明していると推測。


ちなみに、新型「Z4」が市場に登場するのは、早くとも来年2018年の8月との情報がありますが、開発期間中の乱れや、トヨタ「スープラ」との同時発売が考えられるとするなれば(「スープラ」も東京モーターショー2017にて確実に登場するとは限らないので)、「Z4」が正式な発表時期を「スープラ」に合わせ込みに行くというケースも十分に有り得ますね。

なお、前々から噂されているパワートレインについては、ベースモデルとなるであろう「(仮)Z4 s20i」は、排気量1.8L 直列4気筒エンジンを搭載する最高出力180psを発揮。
加えて、中間グレードに位置する「(仮)Z4 s30i」は、排気量1.8L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力250psを発揮。
最後の上位グレードとなる「Z4 M40i」は、「340i」と共通の直6エンジンを搭載する最高出力320psを発揮する個体が登場する可能性があるといわれています。
トランスミッションについては、6速MT又は8速ATの設定が可能とのこと。

ちなみに、元々BMWとトヨタが共同契約を結んだ理由としては、ロードスターの売上高が減少している今の時代の局面を打破することが大きな目的と言われており、それに合わせて、トヨタの新型2シーターモデル「スープラ」と「Z4」の市場拡大並びに基軸になる事を目標としてプロジェクトが発足されたといわれています。

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Reference:motor1.com