トヨタが新たな特許取得。VR技術を活かした先進ナビゲーションシステム

2020-05-26


トヨタが、ナビゲーションシステムに関する新たな特許を取得した模様。
これは、近い将来に自律型走行車を開発する上で必要となるVR(バーチャルリアリティシステム)を活かした特許技術とのことで、上図のようにセンターダッシュボードに表示されるナビゲーション画面(150)が、ドライバーズポジションのフロントウィンドウに立体的に表示(140)される技術であるとのこと(ヘッドアップディスプレイの応用版?)。


「なんだ?ただのデュアルディスプレイじゃない?」と考えるのが普通なのですが、どうやらこの技術は、フロントウィンドウに表示されているナビゲーション画面上のルートを、自身の意思と連動して自動走行するというもの。

つまりは、自身が「ナビゲーション尺度を広くしたい」という意思をナビゲーション側がくみ取り、表示倍率を変え、更には現在の渋滞情報をリアルに取得することで、ルートを確認しながら渋滞を回避するという判断を瞬時に行える(ドライバの考えを瞬時に読み解く技術も含まれている?)という、非常に画期的なものとなっています。

この特許技術は、これまでドライバが操作してきた煩わしさを全て”意思”だけで可能とするわけですが、既にこの技術を再現した自律ツールやプログラムは完成しており、安全対策も実施済みで現在テスト段階に入っている模様。

Reference:motor1.com