「ラ・フェラーリ・アペルタ」がオーストラリアにて登場。但し、特別な許可が無い限り公道での走行は不可

2020-05-27

世界限定200台+1台(チャリティーオークション用に追加)のみ販売された、フェラーリのハイブリッドオープンモデル「ラ・フェラーリ・アペルタ」が遂にオーストラリア・メルボルンにて登場。
今回メルボルンにて公開された「ラ・フェラーリ」のボディカラーはロッソ・コルサというフェラーリのシンボルカラーにもなりますが、フェラーリがこれまで発表してきたイタリアをはじめとする各国での実車公開はオーストラリアが最後になります(しかも、プロモーション用に使用されているこの個体は全部で9台も有り)。


上記にも記載の通り、この個体は僅か200人+1人のオーナーにしか販売されなかった、今世界で最も購入が難しい一台で、新車販売価格としても約2.3億円と非常に高価でありながら、中古市場での販売価格は驚異の8億円超え。

パワートレインは、排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジンと電気モータを搭載するハイブリッドモデルで、最高出力963ps、0-100km/hの加速時間は3秒以下、最高時速は350km/hにまで到達します。
また「ラ・フェラーリ・アペルタ」は、選べるボディカラーが「ホワイト」「ブラック」「レッド」「イエロー」「グレー」とかなり限られており、更にはそのボディカラーに併せてインテリアカラーも決められてしまうため、そういう意味ではオプションは少なく、選択の幅が狭い”完成された個体”となります。

ちなみに、オーストラリアの顧客にもたった一台のみ「ラ・フェラーリ・アペルタ」が納車されるとのことですが、オーストラリアへの輸入規制は非常に厳しく、車両も右ハンドルのみという規定が設けられているため、恐らくオーストラリアに納車する「ラ・フェラーリ・アペルタ」は右ハンドル仕様となります。
ただ、それ以上に厳しい制約が待たされているのは、国からの特別な許可が下りなければ公道での走行ができないということ。
具体的な条件は不明とのことですが、「ラ・フェラーリ」の場合は特に制約が無くとも走行できていたと記憶していますが、オープンモデルになることでどういった問題が生じるのか非常に気になるところではありますが、いずれにしても納車してもすぐに乗ることができないのは何ともつらい話ですね。

Reference:CARSCOOPS