故ポール・ウォーカーの死から4年。娘のメドウ・ウォーカーさんがポルシェと無事和解した模様

2020-05-26

映画・ワイルスピードにて人気を博した男優のポール・ウォーカー氏が、2013年11月にポルシェのハイパフォーマンスモデル「カレラGT」の助手席に乗車中(このとき「カレラGT」を運転していたのは友人のロジャー・ロダス氏)、オーバースピードによって道路をはみ出してしまい、電柱や街路樹にぶつかって炎上し、彼ら2人は事故により死亡したことが確認されました。

当時の事故について、ポール・ウォーカー氏の娘であるメドウ・ウォーカーさんは、2015年に「カレラGT」が衝突後も2人は1分以上は車内の中で生きていたものの、シートベルトに挟まってしまい脱出できなくなった(厳密には、脱出できないような不適切な設計であった)ことから焼死したとして、ポルシェを提訴。


しかし、この訴訟問題について、今月初めにメドウ・ウォーカーさんとポルシェ側が合意に到達したとして和解。示談金や詳細については全て未公開となっています。
ただ、Peopleマガジンによるとポルシェ「カレラGT」は過去に不安定性と制御問題があったとして潜在的な問題を知っていたにも関わらず、電子安定制御システムを導入しなかったことが大きな問題にもなっていたとして、結果的にポール・ウォーカー氏とその友人を死亡事故に発展させてしまったと説明。

なお、今回の訴訟案件は全部で3件中の3件目。
1件目はポール・ウォーカー氏と同乗していたロジャー・ロダス氏の妻が提訴した件で、2件目はポール・ウォーカー氏の父親が提訴した件となっていて、2件目は既に和解。
つまり、今回の一件で3件中2件が解決したことになります。

Reference:CARSCOOPS