ホンダ・大型スーパースポーツ「CBR1000RR」がリコール。タンクキャップ不具合でオイル漏れの危険性有

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、ホンダの大型スーパースポーツ「CBR1000RR」がリコール

リコールの内容としては、燃料タンクキャップの不具合によるもので、燃料タンクキャップのシール性評価およびパッキンホルダの寸法が不適切なため、パッキンが燃料で変形してしまうとキャップを閉めた際にパッキンがずれてシール性が不足することがあるとのこと。
そのため、燃料が多い状態で急減速をすると燃料がパッキンのシール部から漏れてしまい、ドレンチューブより排出されることが考えられる。
また、洗車時に水がシール部からタンク内に浸入すると、エンジン不調やタンク底部が錆びてしまい、そのままの状態で使用を続けると錆が進行して燃料が漏れるおそれがあるとのことです。


対象となるのは、2017年2月24日から2017年8月9日に製造されたモデルで、539台がリコールの対象となります。

対策措置は、全車両、燃料タンクキャップを対策品と交換するとともに、キャップのシール状態を点検し、タンク内への水浸入を確認。
そして、水が浸入している場合、鋼板製燃料タンク装着車両は燃料タンクや燃料ポンプ、インジェクタを新品に交換し、チタン製燃料タンク装着車両は燃料ポンプやインジェクタを新品に交換する、リコール作業を行うとのことです。
なお、このリコール発令前に既に不具合が4件発生していますが、事故等は発生していないとのことです。