スバルの次期「WRX STI」はハイブリッドエンジンを搭載予定。販売は2020年か
スバルのハイパフォーマンスモデル「WRX STI」の次期型に、プラグインハイブリッド(PHV)モデルが登場する可能性が高いとの情報が浮上。
これは、スバル・ヨーロッパのセールス&マーケティングマネージャーのDavid Dello Stritto氏がコメントしたもので、次期「WRX STI」は環境法規制に優しいモデルになるとして、同時にオランダのウェブサイトAutoRaiからのインタビューにおいても、同氏は「WRX STI」の排気量2.5L 水平対向4気筒ターボチャージャーエンジンに”未来は存在しない”と強く表現し、プラグインハイブリッド(PHV)への置き換えを前向きに検討していることを示唆。
なお、これは確定的ではないものの、仮にPHVモデルをラインナップするに当たり、電気モータを必然的に追加するため後輪に各1個ずつ設けて効率的な燃焼要素に加えて低燃費な走りを追求するモデルが登場する可能性も。
今現在、本格的にハイブリッドモデルをラインナップしていないメーカはスバルを含めてマツダの2社のみ。
マツダは、トヨタとの技術資本提携により、来年以降にもハイブリッドモデルやEVモデルの開発が進められることとなりますが、未だハイブリッドエンジン搭載の計画を発表していないのがスバルのみ。
スバルとしては、将来的には環境法規制に準じた新たな「WRX STI」の登場を願っているも、その一方で走りの楽しみを常々最優先する同社の基本コンセプトに基づき、市場の動向を慎重に検討しつつ、情報展開して将来の計画に役立てるべく、ハイブリッド化に向けてのグローバルプッシュを示唆。
もちろん、プラットフォームもスバルグローバルプラットフォーム(SGP)アーキテクチャをベースに、電気モータを搭載することも考慮した設計が見直されると思いますが、この個体は早くとも2020年に登場する可能性があるとのことで、ハイブリッド市場へのスタートが遅れたスバルにとって、どの程度まで食いつくことができるのか、とても気になるところではありますね。
Reference:AUTOCAR