そうなの?シボレーのハードコアモデル「コルベットC7 ZR1」は、継続して作り続けない模様

2020-05-26

以前、アメリカの自動車メーカ・シボレーが、「コルベットC7」のハードコアモデルとなる「コルベットC7 ZR1」を世界初公開。
「コルベットC7 ZR1」は、排気量6.2L LT5のイートン製V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力765ps、最大トルク968Nmを発揮。トランスミッションは7速MT又は8速ATのいずれかが選択可能となっていて、最高時速は337km/h以上となります。
そんなシボレーのハードコアモデル「コルベットC7 ZR1」は、今後継続して作り続けることは無いと発表。


これは、GMグループからのインタビューにて、コルベットのチーフエンジニアであるタッジ・ジュエッター氏が報告したもので「コルベットC7は元々急ピッチで作られたモデルです。それに加えて空力特性やエンジン出力を更に高めるZR1ともなると、今後継続して作り続けることは難しい(っというか元々ZR1を作る計画は無かったというから驚き)。そもそも、C7はシボレー破綻から逃れるために新たに作られたモデルのため、ある意味今回の新型モデルというのは世界限定レベルにて販売してもおかしくない」のだとか。

「コルベットC7 ZR1」は、前モデルとなる「コルベットC6」の更にハードコアモデルとなる「コルベットZ06」を参考にしたモデルとなっているため、次世代ハードコアモデルの開発に向けては十分すぎる要素だとは思いますが、そもそもシボレー側が同モデルを作るつもりが無かったというのは驚く一方で、なぜ前モデルのベースがありながら開発の経緯に至らない可能性があったのかは気になるところですね。

今回のZR1では、2種類の空力スタイリングパッケージが用意されています。
一つは標準装備となるローウィングで、最高時速を実現できるよう設計されており、「Z06」のエアロパッケージよりも最大70%のダウンフォースを発生させることが可能となっています。
もう一つは、オプション装備となるZTKパフォーマンスパッケージで、こちらはフロントスプリッターを設けることで約430kgのダウンフォースを発生することが可能となり、更には調節可能なハイウィングも追加。
その他の装備には、ミシュラン製パイロットスポーツカップ2のサマータイヤ、シャシーの改良、更には大きなコーナリンググリップを提供するリターン式磁気式ライドコントロールシステムを装備。

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Reference:CARSCOOPS