生産第一号のロールスロイス「ファントムⅧ」がオークションにて出品、約9,400万円にて落札へ

2020-05-26

ロールスロイスの最新フラッグシップモデル「ファントⅧ」の生産第一号が、アメリカのオークションにて出品され、オハイオ州の高齢夫婦により約9,400万円にて落札されたことがわかりました。
過去15年間、ロールスロイスが主催するオークションにて得られた収益金は、ナポリの子供教育基金(60以上の非営利団体と20万人以上の子供たち)に向けて寄付されており、その金額はトータルにして約7億円以上にも上るとのこと。

今回出品された「ファントムⅧ」は、ベラドンナパープルにマイアミブルーのディテールアクセントが加えられたツートンタイプで、インテリアはホワイトカラーのレザーシートを採用。トリム部にはナッパーレザーのワインカラーを設定。
※ロールスロイスとしては、ナポリ・ワイン・フェスティバル2018のために公開された世界初のオーダーメイドカラーとのことで、恐らくこのカラーを設定できるのは、生産第一号か特別顧客のみとなっています。


その他のオプションとしては、ポリッシュ仕上げの22インチのアルミホイール(標準は20インチ)、LEDヘッドライトを選択。
プラットフォームには”アーキテクチャ・オブ・ラグジュアリ”と呼ばれるアルミニウムを使用した剛性と軽量化の工夫を追加。

パワートレインは、排気量6.75L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力563ps、最大トルク900Nmを発揮し、トランスミッションは8速ATとなりますが、GPS技術を駆使して、常に最適なギヤ設置を確保することができる機能も備わっているとのこと。
なお、「ファントムⅧ」は今後エリザベス女王の公用車としても活用されるとのことで、以前まで使用していた「ファントム」はオークションサイトにて販売されると思われます。

Reference:autoevolution

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先月発表されたばかりの8代目となるロールスロイス「ファントムⅧ」が、イギリス・ロンドンのロールロイス正規ディーラにて早くも展示されることに。
今回展示された個体は、かなり目を引くパープルカラーとなっており、フロントの大型グリルとデイタイムランニングライトが何とも言えぬインパクトを呼び、ロールスロイスらしい重厚感のある存在感を誇っていますね。

なお、パープルカラーはエクステリアボディカラーだけでなく、インテリアにも採用しており、映画「パープル・ピープル・イーター」をテーマに、ホワイトを基調としながらも、ダッシュボードやステアリングホイール、フロアマット等のあらゆるアクセントポイントにもパープルが採用されています。

その他にも、ピアノにも使用される和のスプルース(松の木)が採用され、これに合わせるのが洋のクロムのアクセント。和洋の見事な共演により豪華なインテリアへと変貌。

なお、ドライバーズシートを見てみると、新しいデジタルメータと、3スポークのステアリングホイールがありますが、ステアリングホイールはかなり細く見えますね。
ロールスロイスは、主に後部座席に力を入れているため、エレガンスなセンターコンソールはもちろんのこと、それぞれ独立したパワーシート、またウッドトリムに隠されたリヤシートエンターテイメントシステムボタン等も準備され、まさにセレブ御用達の送迎車として名に恥じない豪華な仕上がりとなっていますね。

パワートレインは、排気量6.75L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力563ps、最大トルク900Nmを発揮し、トランスミッションは8速ATとなりますが、GPS技術を駆使して、常に最適なギヤ設置を確保することができる機能も備わっているとのこと。
なお、「ファントムⅧ」は今後エリザベス女王の公用車としても活用されるとのことで、以前まで使用していた「ファントム」はオークションサイトにて販売されると思われます。