後部座席から大量のオレンジ?!スペインにて、約4トン分のオレンジを盗難する事件が発生

2022-06-29

スペイン・セビリヤにて、クルマ2台が大量のオレンジを車両に押し詰め盗んだとして、地方警察に連行され逮捕。
地方当局によると、この大量のオレンジは、工場から出荷される予定のもので、数にして数千個、重量にして約4トンと言われています。

しかも、今回捕まった車両は2台といわれていますが、後にもう一台トラックからも大量のオレンジが積載されていたことが判明し、こちらについても共犯車両であったことが発覚。
合計3台分に積載されたオレンジが回収されました。

しかも、このオレンジを盗んだのは夫婦、大人の息子1人、そして2人の兄弟という家族一家。
盗んだ理由は、「オレンジを盗んで売りつければお金になると思った」と説明。家族一家は、オレンジを盗まれた工場から盗難の罪で起訴されたとのことですが、それ以上に今回の盗難によって出荷すべき予定のものが出荷できなかった損害や、盗難によって傷つけられたオレンジが多数あったことから、本来出荷すべき予定の数量よりも大幅に減ってしまったという問題もあって、盗難以外での罪も重ねられる可能性が高そうです。


Reference:CARSCOOPS

クルマの盗難にもご注意を!
関連記事:トヨタ車ばかり狙う窃盗団が遂に逮捕。首謀者は自動車販売等を行うロシア人経営者(2018/1/4投稿)

2017年7月~8月にかけて、福井県福井市内にて立て続けに発生したトヨタ車両ばかりを狙う窃盗集団が逮捕されたことが判明。
これは、福井署や福井南署、福井県警捜査1課、富山県警などの合同捜査によって解決した事件で、犯人は富山県射水氏にて自動車販売や輸入車販売に従事するロシア人従業員のニコブコフ・ニコライ(28)容疑者含む、他のロシア人国籍の男女4名であったことが発覚。
更には、今回の事件に大きく関与し、窃盗の首謀者でもある同社経営者のロシア人男性2名も併せて逮捕されたとのこと。

今回の事件にて、立て続けに窃盗被害を受けたトヨタ車両は10台以上で、その中で唯一車両の一部を確認できたのは「ランドクルーザープラド」と「マークX」のみ。
その他に「プリウス」等のハイブリッド車両やスポーツタイプのSUV(多分ハリヤー)等も窃盗の被害を受けており、総額にして約2,000万円以上に上るといわれています。
主に窃盗の被害のあった地域としては、福井市内中心部の月極駐車場やマンションの駐車場ばかりで、その時間帯としては夜中から朝方だったと言います。

なお、これはデジタル版・朝日新聞にて、トヨタ「プリウス」が新たな手口で盗難される、という記事ですが、これは最近多くみられる「積み替え」という盗難手段で、記事によると”車を制御するコンピュータを自分が用意した別の危機にすり替えてエンジンをかける”といったもの。

以前、レクサス「LX570」が簡単に盗難されてしまうという動画が公開されていましたが、恐らく以下の動画のような似た手口で行われたものなのではないかと思いますね。

特に、こういった「積み替え」の被害を多く受けているのがトヨタ「プリウス」とのことですが、「プリウス」は過去3年間盗難被害の多い自動車ランキングで3年連続トップ(全くうれしくないですが)をとっており、年々その被害台数もほんの少しずつ減少傾向にあるものの、被害レベルは悪化(ドライブレコーダやレーダー探知機、ナビゲーション画面の盗難等)しているとのこと。

関連記事:日本損保協会調べより、盗難被害の多い車はダントツで「プリウス」。更にはワースト4は全てトヨタ車であることが判明

今回の「積み替え」という新たな手口も、現代の車の電子制御化が進んだことが起因していて、本来の電子キーを操作すると、登録番号が一致して制御機器が作動しドアの鍵が開いたり、エンジンがかかったりする仕組みを利用して、制御機器を付け替えることで、それに伴って別の電子キーが有効になるという落とし穴があるために「簡単に盗難されてしまう」というわけですね。

ただ、こういった盗難被害に対して私たちユーザが今後どのように対策していくべきか、という点に関しては、イモビライザーやバー式ハンドルロックなどの活用、防犯設備が充実した駐車場の利用等、様々ではありますが、少しでも対策につなげられることがあるなれば、若干のコストがかかってでも、盗難被害によって降りかかる損失を考えるて「安心をお金で買う」といった選択は非常に重要なのかもしれませんね。