限定20台のみ。ロータスの公道&トラックモデル「3-Eleven 430」が登場

2020-05-26

中国・吉利汽車傘下のイギリス・ノーフォークのヘセルを拠点とするスポーツカーメーカー・ロータスが、新たなロードゴーイング・トラックモデルとなる「3-Eleven 430」を発表しました。
この個体は、排気量3.5L トヨタ製V型6気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力430ps、最大トルク440Nmを発揮するスポーツモデルで、車両名称の”430”は最高出力を意味しています。
そして、トランスミッションとしては6速スピード・スティック・シフトを搭載し、足回りには19インチのアルミホイールとミシュラン製カップ2ラップタイヤを装着しています。


今回発表されている「3-Eleven 430」は、ロータスが自信を持って提供するホビーカーで、”余計なものは、無い方が良い”というコンセプトによって作られ、ロータス伝統のハンドリングとスピードの両方を実現した一台となっています。
そのため、実用性を一切無視し、完全なるオープンコクピットデザインとカーボン複合材ボディを装備することで軽量且つスポーティな走りを提供。

車体重量としては、920kgと非常に軽量で、パワーウェイトレシオとしては、1トン当たりの馬力は467psを発揮する計算となります。
なお、パフォーマンス面においては最高時速289km/hにまで到達し、0-100km/hの加速時間は3.1秒とスーパーカー並に加速性能を発揮。

これについてロータスCEOのジャン・マーク・ゲールズ氏は「本来の3-Elevenの開発は、ロータスの純粋なシンプルさに対する私たちの考えに焦点を当て、将来のスポーツカーに対する考えを進化させています。3-Eleven 430は、”究極の結論”であり、縛られない能力の獣であって、私たちが大いに誇りに思う一台となります」とコメント。
今回のモデルは、生産台数を僅か20台に限定しているとのことで、ある意味非常に希少なモデルとも言えそうですね(昨年発売された「3-Eleven」は世界限定311台のみだった)。

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Reference:autoevolution