イタルデザインが「ZeroUno(ゼロウノ)ロードスター」を遂に公開。約2.7億円、世界限定5台の希少モデル

2020-05-26

来月より開催のスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、イタルデザインの創立50周年を記念した特別モデル「ZeroUno(ゼロウノ)ロードスター」が公開されますが、今回早くもその全体を示したティーザーが完全公開されました。
「ZeroUnoロードスター」は、昨年のジュネーブモーターショー2017にて公開された「ZeroUnoクーペ」のオープントップ版で、生産台数はクーペと同様に5台のみ、価格帯としてもクーペの1.8億円よりも更に8,000万円以上回る2.7億円にて販売されます。

なお、今回公開されているティーザー画像からは、自動開閉式のソフトトップルーフが搭載されるかと思っていましたが、可能性としては手動脱着式のソフトトップないしはハードトップがラインナップされる可能性が高そうです。


っというのも、リヤデザインを確認していくと、シートバックにあるリヤウィンドウが配置されていること、そしてエンジンカバーがフラットに配置されることを考慮すると、ソフトトップないしはハードトップルーフを収納するスペースが全く確保されていないことが容易に判断できますね。
リヤエンジンカバーやその周りにも多くのスリットが設けられ、空冷効果を高めるための工夫が多く施されています。
リヤエキゾーストパイプは、大型リヤディフューザーと一体型となるマフラカッタを装備。おそらくマフラはセンター4本出しのレイアウトとなる可能性が高そうです。

パワートレインは、「ZeroUnoクーペ」と同様に排気量5.2L V型10気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力610ps、最大トルク560Nmを発揮します。このエンジンはアウディ「R8」やランボルギーニ「ウラカン」と共有されます。
0-100km/hの加速時間は3.2秒、最高時速は330km/hにまで到達します。

なお「ZeroUnoロードスター」は、来月3月6日のイタルデザイン50周年記念の記者会見も含めて発表される予定で、その後はトリノ・モーターショーとAutomotive News Europe Congressでも同様の発表が行われます。
そして、今回の50周年記念の特別企画として、Italdesign Cities competitionと呼ばれる18歳から35歳の若手デザイナーを対象に「Next50」(50周年記念とかけて)と呼ばれる”哲学”をコンセプトとしたデザイン画像を募集。

最も優れた賞に選ばれたデザイナーには、賞金550万円が授与されるとのことです。

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Reference:motor1.com