中国・LVCHI Autoが990馬力超えのEVスーパーカー「Venere」を発表。ジュネーブMSでも公開に

2020-05-26

中国の新興メーカであるLVCHI Autoが、来月より開催のスイス・ジュネーブモーターショー2018に向けて、100%エレクトリックスーパーカーの「Venere(ヴェネーレ)」を発表することが判明し、併せてティーザー画像も公開しました。
今回発表される「ヴェネーレ」は、具体的なパワートレインは不明ながらも、4基の電動モーターを各車輪に搭載し、更には2スピードギヤボックスを介して車輪に伝送することで最高出力992hpを発揮するハイパワーモデルとなります。

パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間は3秒以内で、航続可能距離は500km、バッテリー容量は100kWh程度と期待されています。


全長にして5,118mmとキャデラック「エスカレード」の5,179mmに近いロング感であることから、相当大柄とも言えそうです。
LVCHI Autoによると、「ヴェネーレ」はコンセプトモデルではなく、生産ラインが確保された量産モデルとして市販化される可能性が高いとのこと(確定ではないが)。
車両本体価格については公表されていませんが、恐らくジュネーブモーターショー2018にてそのスペックも含めた詳細が明らかになると思われます。

Reference:autoevolution

他の中国メーカは何を出展する?
関連記事:中国・テックルールズが1,300馬力超えのEVハイパーカー「REN RS」をジュネーブMSにて公開へ(2018/2/20投稿)


中国・北京にて拠点を置く新興メーカのテックルールズが、来月より開催のスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、驚異的なパワーを発揮するEVハイパーカー「Ren RS」を発表することがわかりました。

「Ren」といえば、昨年の同モーターショー2017にも公開され、FabrizioとGiorgetto Giugiaroとのコラボによって設計され、更にはL.M.Gianettiエンジニアリングのノウハウより特別なパワートレインを得た後、戦闘機から着想を得たデザインと、マクラーレン「F1」に似たフロント1席、リヤ2席の特別なハイパーカーとして大きなを注目を浴びていました。

ただ、今回同社から新たに公開されるハイパフォーマンスモデルの「Ren RS」は、トラック専用となるシングルシータのみ。
同社より、ジュネーブモーターショー2018での出展に先駆けてティーザー画像も先行公開されていますが、何ともハードケースモデルのようなプレミアムマシンといった印象で、ダクト付フェンダーと大型リヤウィングを備えた過激なスタイリングを確認することができます。
また、フロントとリヤの大規模なスプリッタは、「Ren RS」を路面へと張りつける程のダウンフォースを発生させることとなりそうです。

現時点で確認できているパワートレインとしては、4基又は6基の電動モータによって設計されており、特に6基のモータが搭載されている場合のシステム総出力は驚異の1,305psを発揮し、0-100km/hの加速時間は僅か3秒、最高時速は330km/hにまで到達します。

そして、「Ren RS」の核となるものが、テックルールズ独自のTREV(Turbine-Recharging Electric Vehicle)マイクロタービン・ハイブリッド・レンジエクステンダー技術。
この技術は、車両の28kWhバッテリパックをチャージして、80Lのディーゼル燃料の使用とジェネレータの駆動を補助するタービンによって合計1,170kmの航続可能距離を実現できるとのこと。
現時点でこの個体が販売されるかどうかは不明ですが、同社は戦略的提携に取り組んでいるとして、今後2年以内に実用的なビジネスケースを作ることで、量産仕様の「Ren」販売を計画しているとのことです。