ベトナムメーカ・VinFastが次はイタルデザインのシティカー2案を公開

2020-05-26

ベトナムの自動車メーカ・VinFastが、以前にピニンファリーナデザインのセダンとSUVモデルのデザイン2案を公開・契約獲得しましたが、お次は「ゼロ・ウノ(ZeroUno)」を販売したイタルデザインがデザインしたシティカー2案を公開し、正式に契約することを発表しました。

関連記事:ベトナムメーカ・VinFastがピニンファリーナデザインのセダン&SUVを公開へ(2018/2/15投稿)


今回公開されている2案のシティカーの設計スケッチには、ディテール部まで開示・スペックの詳細を明かしていないものの、モデルの1つは内燃機関エンジンにて動力供給され、もう一つは100%電気自動車であることが判明。いずれも、将来的には生産されることが確定しています。

こちらは100%電気自動車モデルとなりますが、ボディカラーは何とも不思議なカメレオングリーン。
上の画像にもある通り、フロントヘッドライトは幾重にも重ねたアローヘッドタイプのLEDを採用し、デイタイムランニングライトは、まるでランボルギーニのY字型デイタイムを取り込んでいるかのように思えますね(イタルデザインは、フォルクスワーゲングループの傘下にあるため、デザインがランボルギーニっぽくなるのも無理はない)。
また、シティカーとは言っても2ドアモデルではなく、スマートの「フォー・フォー」のような4ドアシティカーといった印象で、クロスオーバーチックにも見えるコンパクトな仕上がりとなっています。

こちらは内燃機関モデル。
100%電気自動車モデルとほぼほぼ変わらないスタイリングではありますが、フロントデザインは若干アウディ風。
どことなく雰囲気的にはアウディ「A1/S1」のようにも見えますが、これもまたフォルクスワーゲングループの傘下にある以上致し方ないところなのかもしれません。

これらの個体は全てベトナム初の自動車ブランドとなる予定で、2019年以降に発売を予定しています。
ただ、欧州モデルのようにブランド力やコスト、品質といった面ではどうしてもハードルが高くなるため、ベトナムだけでの販売を継続することは非常に困難。
そこで、ベトナム以外にも欧州やアジアでも販売拠点を展開していくことが予想されていますが、これ以外にも更にインパクトのある個体を続々と発表していく可能性がありそうです。

Reference:CARSCOOPS