VWのディーゼルモデルを回収したスポットが公開。まさにディーゼルモデルのお墓【動画有】

2020-05-26

フォルクスワーゲンのディーゼルモデル排ガス不正問題により、アメリカ・ニューヨークやマサチューセッツ等の10州に対して、大気汚染を招いた制裁金約175億円を支払うことで和解しましたが、その一方でディーゼルモデルの買戻し修理キャンペーンという名のリコール対応により、現在約294,000台のディーゼル車両が同国の合計37カ所のスポットにて保管されています。


フォルクスワーゲンが回収したモデルたちは、一時的に巨大な仮設駐車場にて保管されていますが、実際アメリカにて回収しなければならないのは約350,000台というとんでもない台数で、これらを全て修理し、排ガス基準に適合した数値となった上で再度顧客へと輸出されます。

なお、全てのディーゼルモデルの回収は未完の状態で、2019年末までに完了予定となっていますが、その一方で2017年には69台もの盗難被害に遭っており、これら一つ一つを厳重に管理することは難しく、恐らく全モデルを完全にリコール対応するといったことは不可能といわれていて、それであればディーゼルの新車を特別価格にて提供し、回収したモデルは処分していく方がスムーズではないかという意見も多いみたいです。

【Volkswagen “Buyback” staging area filmed in 4K】

Reference:motor1.com

関連記事:これ全部「モデル3」だぜ?テスラの工場をドローンが撮影、生産能力を更に拡大へ【動画有】(2017/12/24投稿)

アメリカにて電気自動車を製造・販売するテスラのエントリーモデル「モデル3」が、約40万台の受注を受けるも、今年の7月に生産をスタートしてから3か月が経過して僅か260台(9月単独で目標1,500台生産)しか生産していないことが明らかとなっています。
テスラはこの問題について、生産上のボルトネック(作業やシステムなどにおいて能力や容量などが低いこと)が生じているとのことから、生産台数が全く伸びておらず、この調子が続くとなると、約40万台目に納車する時期は350年後というとんでもない納期になってしまうことから、急ピッチにて生産能力を拡大しているとのこと(そんな納期が判明した時点で即キャンセルすることはもちろん)。

当初の「モデル3」の生産能力では、早くとも2018年末以降の納期になるとのことで、量産ラインの拡大を図ったとしても、現状としては2017年末までに1週間で5,000台の「モデル3」を生産し、2018年には約1万台が毎週生産される予定となっていましたが、明らかにスタート遅れとなってしまっている中での巻き返しは中々に難しく、オーダーキャンセルをするユーザーは増加中。

テスラは、今現在は急ピッチにて量産モデルの製造を続けていますが、ようやく生産体制が整ったのか、これをアピールする動画をドローンを用いて公開。
上の画像の通り、テスラ工場内にある駐車場にビッシリと詰められた個体は全て「モデル3」とのこと(こうして見ると、ホワイトのボディカラーが圧倒的に多い)。
2017年度に公開される総生産台数の発表はまだですが、遅れた分をどれだけ巻き返すのか非常に気になるところ。

【Tesla Factory Flyover – Fremont – 12/20/2017】