中身は何?ランボルギーニ「アヴェンタドール・ロードスター」のレプリカが約300万円にて販売中

2020-05-26

アメリカの中古車オンラインサイトCraigslistにて、何とも違和感たっぷりのランボルギーニ「アヴェンタドール・ロードスター」のレプリカが販売中。
こちらの個体、売り手の情報によると2004年式のポンティアック「GTO」をベースにしたレプリカになるとのこと。
ポンティアックは、1964年から1974年まで名づけられたメーカ名となりますが、2004年から2006年まではオーストラリアのゼネラルモーターズ(GM)・ホールデンによって製造されました。


今回ベースとなる「GTO」は、GMメーカとして最初に製造された5代目で、エンジンは当時のシボレー「コルベット」にも採用される排気量5.7L LS1型V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力300hpを発揮します。
駆動方式は後輪駆動で、トランスミッションは4速ATを搭載。
パフォーマンスとしては、本物のランボルギーニ「アヴェンタドール」には及ばないものの、当時のモデルとしては中々に速い0-100km/hの加速時間が5.3秒となっています。
フロントデザインは、明確にレプリカとわかるものの、フロントヘッドライトのハウジングやエアインテーク形状は上手く真似ており、完成度も中々に高いように感じます。

リヤデザインもかなりの完成度。
複雑なデザインを持つリヤバンパーやリヤテール、リヤディフューザー、そしてSV譲りの大型リヤウィングも装着されています。
「アヴェンタドール」のエンジンは、基本的にはミドシップとなるも、レプリカモデルはフロントに搭載。リヤにはダミーのエンジンが搭載(具体的には何が搭載されているかは不明)され、ガラスフォックスリヤフードが設置されていますね。

インテリアにおいても、「アヴェンタドール」のデザインを上手く模倣しています。
センターコンソールのエンジンスタートボタン(もちろんスタート不可)やカーボンファイバ風パネル等も上手く流用し、非現実的性をアピール。
残念ながらステアリングやダッシュボード、インフォテイメントディスプレイは「GTO」そのままですが、ステアリング中央や助手席側のロゴエンブレムは市販のものを上手く流用していますね。

この個体の中古車販売価格は約330万円と本物の「アヴェンタドール・ロードスター」よりも10分の1以上も安い価格帯ではありますが、保証などは一切ついておらず、メンテナンス履歴も一切不明なので、ちょっと購入するには躊躇する一台かもしれません。

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Reference:motor1.com