ロータスが新たな特別モデル「エキシージ・スポーツ410」を販売。「カップ430」を受け継ぐもアメリカでは販売されず

2020-05-26

ロータスが新たな特別モデルとなる「エキシージ・カップ410」を販売。
この個体は、「カップ430」の性能(エンジン・サスペンション・空力特性)を受け継ぎ、更にアップグレードしたハイパフォーマンスモデルとなります。
「エキシージ・カップ410」は、排気量3.5L V型6気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力410ps、最大トルク420Nmを発揮します。


「エキシージ・カップ410」に搭載されるエンジンの他には、「カップ430」から受け継いだオイルクーラー及び大型クラッチ、そして露出されたギヤチェンジリンケージに加え、6速接近式マニュアルを標準搭載します。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が3.3秒、最高時速は290km/hにまで到達します(ダウンフォースは150kg発生)。

エンジン関連だけでなく、シャシーやサスペンション、ダンパー類も「カップ430」から受け継がれていますが、3way式の高さ調整可能なNitronダンパーを搭載し、公道仕様に再調整され、空力特性にも適したセットアップを施しています。
なお、フロントとリヤにはEibach製の調整可能なアンチロールバーが標準装備されています。

足回りについては、ブラック又はシルバーに選択可能な超軽量鍛造アルミホイールにミシュラン製パイロットスポーツ2タイヤを装着。
そして、各車輪の内側にはAPレーシング鍛造や4ピストンキャリパー、2ピースJフックブレーキディスクを装着します。

リヤについては、カーボンファイバ製リヤディフューザー、センター1本出しとなるチタン製エキゾーストシステムを追加し、これにより10kgの軽量化を実現。
ちなみに、トータルの車体重量は1,054kgと非常に軽量ですが、フロントマットやルーフと目に見えるところはほとんどカーボンを採用する拘りっぷり。

その他には、消火器や電気遮断スイッチ、エアバッグレス、ステアリングホイール、4点式ハーネス等、モータースポーツから影響を受けたオプションをいくつか設定しています。
なお、インテリアシートはレザーとアルカンターラ、そしてカーボンファイバを用いたスポーツシートを採用し、ステアリングホイールもアルカンターラが使用されています。
オプションとなるインテリアカラーパッケージには、HVACサラウンドやパワーウィンドウベゼル、トランスミッションコンソールをセットし、その他には空調、iPod、Bluetooth機能の追加も可能となっています。

なお、生産台数や価格については不明なままとなっていますが、なぜかアメリカでは販売されてないこの個体。
日本では販売されるとの情報もありますが、この辺りは後日明らかになると思われます。

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Reference:motor1.com