遂に来た。アルファロメオ「ジュリア・クーペ」のハイブリッドモデルと「ステルヴィオ」以上の大型SUVが6月に発表予定
アルファロメオは来月6月、イタリアにあるFCAグループが使用するテストコース・バロッコにて、FCA特別イベントを開催すると同時に、コンパクトSUV「ステルヴィオ」よりも更に大型SUVモデルととなる高性能ハイブリッドモデルを発表する予定であると説明。
FCAによると、今回発表予定の高性能ハイブリッドモデルには、待望の「ジュリア・クーペ」が採用される可能性が高く、それに加えて5ドアセダンの「ジュリア・セダン」にも高性能エネルギー回収システムパワートレイン(ERS)によって動力供給されることが明らかとなっています。
今回より新たに採用予定のERSハイブリッドパワートレインシステムは、F1にて使用されているシステムよりも高度なものであるとFCAは主張しており、「ラ・フェラーリ」に搭載のHY-KERS技術システムもベースになってくるとのこと。
なお、アルファロメオは現在、2つの異なるハイブリッドパワートレインを開発していることも判明していて、一つは「ジュリア・セダン」に搭載される排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンのハイブリッドモデル(推定出力345hp)、もう一つは「ジュリア/ステルヴィオ」に搭載されるハイパフォーマンスモデル”クアドリフォリオ”の排気量2.9L V型6気筒ツインターボエンジンのハイブリッドモデル(推定出力641hp)となっています。
一方の大型SUVモデルについては、アルファロメオが重要と考えるアメリカ等の主要市場でのブランド確立を目的に考えており、「ステルヴィオ」よりも大型でありながらも、プラットフォームは共有し、更には電動ターボと48Vアーキテクチャを備えたマイルド・ハイブリッドパワートレインを利用可能とした高性能&低燃費&低排出ガスの一台を提供予定としています。
今回のFCA特別イベントでは、同社グループとなるアルファロメオの他、ジープやクライスラー、ダッジ、ラム、フィアット、マセラティ、アバルトを含む全ブランドの5カ年計画も明らかにすることも判明しています。
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Reference:CARSCOOPS