これマジ?エンジン&トランスミッション無しのデ・トマソ「パンテーラ」を約2,500万円にて購入した変態が登場

2021-10-24

最近のスーパーカーは、約2,000万円後半にてフェラーリ「488GTB」やランボルギーニ「ウラカン」、アストンアーティン「DB11」、アキュラ「NSX」、アウディ「R8」、マクラーレン「570S/570GT/540C」と幅広いモデルを購入することが可能ですが、今回はエンジンやトランスミッションを一切搭載していない約30年前のデ・トマソ「パンテーラ」を約2,500万円にて購入した変態オーナーが登場。


その問題の個体は、1987年に製造された「パンテーラGT5-S」というグレードで、「パンテーラ」のグレードの中で最もレアと言われています。
この個体には通常、当時密接な関係性を持っていたフォード社製V型8気筒エンジンと5速マニュアルトランスミッションを搭載していたのですが、そのいずれも完全に排除されているにも関わらず、先週末に約2,500万円にて購入したとのこと(以下の画像の通り、中央に配置のエンジンがゴッソリと抜けている)。

噂によると、今回販売されたこの個体には、元々V型8気筒ツインターボエンジンを搭載予定だったのですが、急きょダッジ「ヴァイパー」に採用のV型10気筒自然吸気エンジンをテストするためにエンジンを載せ替えたモックアップ用として広く活用されていたと言われています。
つまりは、個人によるプライベート用ではなく、メーカの開発用として使用されていたことがプレミア価値を付けたとして、マニアの間では相当に話題を呼んでいたとのこと。

しかしながら、それでもエンジンは載ってない、トランスミッションも搭載されていない自走不可能の個体に2,500万円もの大金を一括で支払う勇気は全く無く、こうしたことを平然とやってのけたオーナーは間違いなく変態といえるでしょう。

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Reference:CARSCOOPS