450台限定のスバル「S208 NBRチャレンジ・パッケージ」がディーラの不手際で納車当日に事故。その後ディーラ店長の対応が大きな話題に

2020-05-26

5月某日、限定450台のみの希少モデル・スバル「S208 NBRチャレンジパッケージ・カーボンリヤウィング」が納車当日にディーラ側の不手際で事故。
その後のディーラサイドの対応が中々に酷いと大きな話題になっています。

この個体は「WRX STI」をベースに、スバル・テクニカル・インターナショナル(STI)と共同開発されたハイパフォーマンスモデルで、エンジンや足回りを大幅改良し、内外装も特別装備となるトップエンドモデルでもあります。

パワートレインは、排気量2.0L 水平対向4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力329psを発揮するほどのハイパワーを持ちます。
今回事故したモデルの価格は、「S208」の中でも最も高価な約710万円で、オプション諸々込で約800万円にも上るほどの高級スポーツカーとなります。


そんな高額モデルともいえる「S208」が待望の納車ということで、この個体のオーナーは、スバルディーラに積載車(ローダー)に積んで自宅に搬送するように依頼していた模様。

しかし、その車両が移動途中に突如急ブレーキしてしまったことが原因で、積んでいた「S208」のフロントが慣性の法則により、車輪止めを越えて積載車にぶつかってしまったのだとか。
本来であれば、急ブレーキをしてもしっかりと車輪止めを超えないようにワイヤの張りを強くするものですが、今回の事故はそのワイヤー止めが甘かったことが大きな原因といわれています。

事故によるショックはもちろん計り知れないのですが、問題なのはその後のディーラの対応。
以下は引用となります。

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その日にその店長は顔を出さず営業マン一人できました…。
私は何で店長来ないのですか?とお尋ねしますと今日は会社の表彰式…。
店長から電話連絡もなく事故から二日目に店長と営業マン二人できました…。

そしてs208どうしますか?とお尋ねすると…。
修理して納車させて下さいと…。
私は新車を買ったので傷物はいらないと伝えました。

店長がこの車は値引き無いので20万引きますよ。

私は馬鹿にされてると思いましたのでもうs208はいらないと伝えました。
今ディーラーとやり取り中です。
450/294番は修理して中古車に出るみたいですのでs208が欲しい方は気を付けてください。
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仮に限定車はいえ、製造台数に制限があるにしても、店長さんの「値引きが無いから20万円引きますよ」というのはかなり耳を疑う発言だと思ったり。
決して安い買い物ではないわけですし、ましてや数多くの応募者の中から選ばれたオーナーということで、その喜びはお金では買うことのできないものだと思います。
最終的には約800万円というとんでもない金額を支払うことになりますが、それ以上の喜びを与えてくれるのが「S208」という限定モデルなのだと思うんですよね。

納車までの期間は非常に長く感じたでしょうし、ましてやこれから自宅にその車が到着する歓びを奪われ(実際私も「NX」の納車当日に追突事故を起こされた)、更には店長さんから心無い「お金で解決」しようとする発言は、信用を失うもの。
一度放たれた言葉は決して取り消すことはできませんし、このオーナーが「もうS208は要らない」という気持ちが痛いほどにわかります。
(そもそも事故した当日に、店長さんから連絡が無く、セールスさん一人だけが対応というところも信じられないところ)

どんなに高性能で信頼性の高い車を作りだしても、購入者が最終的に判断するのは車ではなく、その車を売る”人”だと思っています。
私も、今所有するレクサス「NX」やマツダ「デミオ」も、セールスさんの人柄を信頼して購入しているので、今後もそういったディーラとは長いお付き合いをしていきたいですし、他の方にもご紹介していきたいと思えるんですよね。

関連記事:レクサス「NX」納車当日に事故後どうなった?→翌日ディーラにて車載、同乗者は骨に異常に有り…(2018/3/25投稿)

Reference:https://minkara.carview.co.jp/