BMW・新型「M5(F90)」が早くもリコール。ECU不具合にて燃料ポンプの動作が停止する恐れ有り

2020-05-26

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)より、北米BMWが取扱うハイパフォーマンスモデル「M5(F90)」のエンジンコントロールユニット(ECU)に不具合があるとしてリコールを発令。
この問題により、燃料ポンプが動作停止となり、車両が失速し、事故のリスクが増大する恐れがあるとのこと。


北米BMWは、改良されたソフトウェアによってEUCを再セットアップするよう指示を受けているとのことで、対象となるモデルは2017年8月21日から2018年4月17日に製造された「M5」のみが該当しています。
なお、このリコール通知は2018年7月6日から一斉にメールにて通知されるとのことで、不具合が発生した車両のみ全ディーラに対して原則販売停止命令が下されています。

BMWは、この件に関する詳細について”800-525-7417”に電話するように指示していますが、NHTSA直通の”888-327-4263”に電話することも可能。
「M5」は、「X6 M」や「M6グランクーペ」の次に高価なモデルとして販売され、そのスペックたるやスーパーカーメーカも注目する排気量4.4L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載。
パワー調整する上で必要不可欠なECUに不具合があることは、車の心臓を停止させることと同じように影響が大きく、特に今注目の高い「M5」のリコールはかなりの痛手とも言えそうです。

【直近のリコール関連記事10選】
プジョー「3008」やマツダ「ボンゴ」等にリコール。バッテリーケーブルや燃料タンクホースに不具合有り(2018/6/8投稿)
ホンダ「ステップワゴン/フリード」20万台、ダイハツ「ハイゼット」等が大量リコール(2018/6/1投稿)
アウディ「A4/S4/A5」がリコール。スピーカーのネームプレートが剥がれ、乗員が負傷する恐れ有り(2018/5/30投稿)
トヨタ「アルファード/ヴェルファイヤ/シエンタ」、レクサス「RX200t/RX450h」がリコール。駐車ブレーキ作動せず他(2018/5/23投稿)
ジャガー「F-TYPE」等がリコール。燃料レール不具合で火災の恐れ有り(2018/5/22投稿)
アストンマーティン「DB11」がリコール。エアバッグが意図せず展開する恐れ有り(2018/5/18投稿)
VWの新型「ポロ(Polo)」が早くも全世界にてリコール。後席のシートベルトに不具合有り(2018/5/15投稿)
フィアット「500」がリコール。警告・注意銘板を意味するコーションラベルの記載不具合により保安基準不適合に(2018/5/12投稿)
全車両、運転者席側サンバイザに非常信号用具の取付位置を示す対策ラベルを追加貼付する(2018/5/10投稿)
価格約3億円のランボルギーニ「チェンテナリオ」がリコール。貼付されているラベルの車両総重量が誤っている模様(2018/5/7投稿)

Reference:autoevolution