BMW「1シリーズ」等25車種に計7万台超えの大量リコール。「X3」には別のリコールも発令中

2020-05-26

自動車ニュースサイト・Responseより、BMW「1シリーズ」を含む25車種が計7万台超えの大量のリコール。
リコールの内容としては、エンジンのブローバイヒーターの不具合により、エンジンのブローバイガス還元装置において、ブローバイガスヒーターの成形加工が不適切なために外装樹脂にクラックが発生するものがあるとのこと。
そのため、クラックに水分が浸入するとクラックが拡大し、樹脂内部にある電熱線ヒーターの回路がショートして警告灯が点灯、そのまま使用を続けてしまうと、ヒーターが異常発熱して外装が溶けてしまい最悪の場合、火災に至るおそれがあるとしてリコールを発令。


リコールの対象となるのは、2005年10月27日~2011年12月20に製造された「130i/323i/325Xi/330i/330Xi/325iツーリング/523i/525i/528i/530i/523iツーリング/525iツーリング/528iツーリング/530iツーリング/530Xiツーリング/630i/Z4 2.5i/Z4 3.0Si/Z4クーペ 3.0Si/Z4 sDrive 23i/X1 xDrive 25i/X3 xDrive 28i/X3 2.5Si/X3 3.0Si/X5 3.0Si」25車種で、計7万978台がリコールとなります。

改善措置としては、全車両、ブローバイガスヒーターを対策品に交換する、リコール作業を行うとのことです(不具合14兼・火災事故に2件)。

こちらも同様に、SUVモデルの「X3 xDrive 20d」がリコール。
リコールの内容としては、燃料ポンプとリアスポイラーに不具合によるもの。
まず、燃料タンク右側と左側の残量差を調整する燃料ポンプについては、製造工程で燃料供給バルブを損傷させたため、作動不良を起こすものがあるとのこと。
そのため、燃料がタンク内に残っていてもエンジンに供給できず最悪の場合、エンストする恐れ有り。

後者のリアスポイラーについては、製造工程管理が不適切なためにリアスポイラー取付けボルトが装着されていないものがあるとのこと。
そのため、走行中リアスポイラーから異音(風きり音)が発生し、最悪の場合、高速度で走行するとリアスポイラーが脱落するおそれがあるとしてリコールを発令。

リコールの対象となるのは、2017年7月13日~2018年1月23日に製造された「X3 xDrive 20d」のみで、1,215台がリコールとなります。

改善措置としては、全車両、燃料ポンプを点検し、不具合のあるものは良品に交換を実施。
リアスポイラーは、全車両、当該ボルトが装着されているかを点検し装着されていない場合は取り付ける、リコール作業を行うとのことです(不具合(燃料ポンプ3件、リヤスポイラー0件)・事故0件)。

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