ライバルはブガッティやケーニグセグ?!オーストリアの新興メーカが1,325馬力仕様のスーパーカーを販売

2020-05-26

オーストリアから新たな刺客が登場

オーストリアの小規模新興メーカであるミラン・オートモーティブが、ブガッティやケーニグセグをライバルとした最高出力1,300ps超えのハイパーカーを販売していることがわかりました。

この個体は、「ミラン・レッド」と呼ばれるスーパースポーツモデルで、パワートレインは排気量6.2L V型8気筒クワッドターボチャージャーエンジンを搭載し、最高出力1,325ps/最大トルク1,400Nmを発揮。
トランスミッションは7速ATを搭載し、駆動方式は後輪駆動と、まるでヘネシーパフォーマンスの「ヴェノムF5」のような過激な足回りを持つ一台となります。


開発ベースは航空ジェット機

パフォーマンス性としては、0-100km/hの加速時間が2.47秒といことで、これはブガッティ「シロン」の2.5秒未満と同等の加速性能を持つこととなります。
加えて0-200km/hの加速時間は5.46秒、0-300km/hの加速時間は9.98秒、そして最高時速は400km/hにまで到達し、横方向からの加速度2.6Gにまで耐え得る技術を持っていると主張しています。
この技術は、航空力学をモチーフにしているとのことですが、恐らく一番の問題となるのは車両の耐久性よりもドライバの耐久能力が身についているかが肝心になってきますね。

「ミラン・レッド」の車格は、全長4,741mm×全幅2,156mm×全高1,197mm、ホイールベース2,750mm、車体重量はカーボンモノコックやカーボンファイバパネルを採用することで1,300kgを実現しています。

ブレーキング特性としては、リヤウィングはエアブレーキとして機能し、足回りにはフロント390mm/6ピストンキャリパー、リヤ380mm/4ピストンキャリパーのブレンボ製カーボンセラミックブレーキを装着。

意外と実用性にも富んでいる「ミラン・レッド」

最低地上高は、従来は日本の車検ギリギリとなる90mmとなりますが、リフトアップ機能により135mmまで上昇することが可能となります。この最低地上高はトヨタ「プリウス」並みの高さとなりますので、歩道等の大体の段差は乗り越えられると思います。
こうしたリフトアップ機能には、CFRPダブルウィッシュボーンサスペンションが備えられ、3つのスプリングダンパーシステムと調整可能なアンチロールバーが装備されます。

なお、この「ミラン・レッド」は世界限定99台のみ生産され、現地価格にて約2.6億円にて販売されており、7月30日時点ですでに18件のオーダーが入っているとのことです。

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Reference:CARSCOOPS