今年で生誕40周年を迎えたトヨタ「スープラ」のデザインヒストリーを見ていこう【動画有】

2018-08-072020-05-26

気が付けば「スープラ」は生誕40周年だった

2019年モデルとして登場することが大いに期待されているトヨタとBMWの共同開発モデル「スープラ(A90)」。
これまで目撃されてきた開発車両や、予想CG等が多数公開されてきた新型「スープラ」ですが、非常にスポーティでありながら、第4世代の「スープラ」の面影をほとんど無くしてしまう程にアグレッシブで鋭いデザインへと進化することが予想されます。

そんな「スープラ」も1978年に登場してから今年で40周年を迎えます。
今回は、1978年に登場した初代の「セリカ・スープラ」から2019年に登場するであろう新型「スープラ」までをまとめた動画に倣って、一つ一つそのデザインやスペック等を確認していきたいと思います。

早速「スープラ」のデザイン変遷を見てみよう

まずは、トヨタ「スープラ」の初代モデルとなった1978年式の「セリカ・スープラ」こと「セリカXX(MA45)」(日本では「セリカ」、海外では「スープラ」と名乗っていた)。
セリカの上級車種として登場したグランドツーリングカーで、、フロント部分を延長することで直列6気筒エンジンを搭載することが可能となりました。
搭載されるエンジンは、排気量2.0L　直列6気筒エンジンを搭載しますが、更にその上位グレードとなるMA46型は排気量2.6L　直列6気筒エンジンを搭載します。

次は何とも珍しいパフォーマンスモデルの1981年式「セリカ・スープラ(P-TYPE)」。
国内でも中々見かけることのできないモデルで、、L-TYPEとは異なって、純正のオーバーフェンダーを取付けていることが特徴。
8段階調整可能なスポーツシートや14インチのスポーティなアルミホイール等、P-TYPEならではの特別装備が備わった一台となります。

続いては1986年式の「スープラ(MA70)」、通称70スープラ。
当時、後輪駆動(FR)モデルであった「セリカ」と名前を共有していた「スープラ」ですが、その「セリカ」がまさかの前輪駆動(FF)化とコ〇ナ／カリーナ系クーペへとサプライズ転身したことで、完全独立かした「スープラ」でもあります。
ファストバックスタイルやオープンクローズ機構をいかしたリトラクタブルヘッドライトを採用し、日本を代表するスポーツカーの一つでもありました。
なお、このモデルの競合として挙げられていたのが、日産「スカイラインGTS／GTS-R」や三菱「スタリオン」、マツダ「コスモ」でした。

トヨタ「スープラ」の最上位グレードとして登場した1987年式の「スープラ(3.0GTターボ)」。
海外仕様として採用されていたブリスターフェンダーや3ナンバー仕様へと改良され、エンジンもNAからターボ化することで更にパワーアップしました。

何度も小変更が加わることで、更なる改善とパワーアップが施された1990年式の「スープラ 2.5GTツインターボR」。
当時トップグレードであった「3.0GT」の代わりとなる「2.5GTツインターボR」は、排気量3.0L→2.5Lへとダウンサイジングし、更にターボ2基にて武装した直列6気筒ターボエンジンを搭載しました。
これにより、当時トヨタとしては初めの馬力規制いっぱいとなる280psを発揮し、トランスミッションは5速MTのパワートレインを実現しました。

いわゆるトヨタの現行モデルとなる1994年式の「スープラ」、通称80スープラ。
シャシーはスポーツクーペ「ソアラ」にも採用される前後サスペンションがダブルウィッシュボーン方式で、70スープラよりも大幅に改善されています。
フロントヘッドライトも、リトラクタブルヘッドライトから常時オープン＆内蔵型へと移行され、デザインやスタイリング自体も大幅に変更されています。

最後は、2019年に登場予定の「スープラ(A90)」。
コンセプトモデルの「FT-1」をベースにしつつ、BMWとの共同開発によって、エンジンやプラットフォーム、更には内装までBMWの技術を流用するといった、色んな意味で生まれ変わった「スープラ」が見れるかもしれません。
ちなみに競合とするモデルはポルシェ「718ケイマン」。

【The Evolution Of The Toyota Supra】