アストンマーティン「ヴァルキリー」は1,130馬力発揮することで確定。ちゃっかりその情報がツイートされていた模様

2020-05-26

「ヴァルキリー」のスペックが確定に

アストンマーティンが発表した最強のハイブリッドハイパーカー「ヴァルキリー」。
この世のものとは思えぬ程のスタイリングを持ち、V12ハイブリッドエンジンを搭載しながらも、車体重量は1,030kgととんでもない軽さを持つ一台となります。


パワーウェイトレシオ比は1以下。これは本当に車か?

そんなハイパーカー「ヴァルキリー」に関する情報が、アストンマーティンの公式ツイッターにて一瞬だけ明らかになり、すぐさま削除されたものの、自動車ニュースサイト・Road&Trackがそれを見逃さずすぐにスクリーンショットにて取得。
どうやら「ヴァルキリー」に搭載されるエンジンは、これまで発表されてきたとおり、排気量6.5L コスワース製V型12気筒自然吸気エンジンに加えて、クロアチアの新興メーカ・リマックの高性能電気モータを組合わせたハイブリッドシステム(アスピレーションロードエンジン)を搭載し、システム総出力は1,130hp(1,145ps)を発揮することで決定したとのこと。

また「ヴァルキリー」は、どのモデルよりもバランス性能に優れた一台であるとして、前後重量比は1:1、そしてパワーウェイトレシオ比は0.90kg/psとケーニグセグのアルティメットモデル「One:1」よりもぶっ飛んだパフォーマンスを発揮していますね。

「ヴァルキリー」はオプションもぶっ飛んでいる

なお、「ヴァルキリー」の恐ろしいところはスペックだけに留まらず、購入権を得たVIPオーナー150人を対象に本格的な仕様決めとして、ボディカラーはもちろんのこと、シートカラーや材質、そしてシートの形状(これは3Dプリンタにてオーナーの体格を確認するため)、ダッシュボードのデザイン、ヘッドライナー、各種トリム、ディテールカラー、そしてそこにはホイールを含む車体パネルの「反射率」までも選択することが可能になっています。

これは恐らく、入射角に対する反射角との比率を可視光域の中で何%に相当するかを計算し、その中でユーザが求める鏡面度を可能な限り対応するというもので、こういった内容は今までに聞いたことが無く、「ヴァルキリー」でなければ実現できない究極のオプションではないかと思われますね。

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月の岩を使ったボディカラーだと?!

そしてもう一つぶっ飛んでいるのが、「ボディカラーの材料」。
世界限定150台しか販売されない「ヴァルキリー」に、「月の岩を粉塵にし、その粉塵を塗料に含めたボディカラー」をオーダーしたと、インスタグラム(@Lamborghiniks)が報告。
そのオーナーは、パガーニ「ウアイラBC」やランボルギーニ「ヴェネーノ」、ケーニグセグ「アゲーラXS」等も所有する有名な大富豪。

この大富豪は、ソーシャルメディアの前で月の岩を公開・粉砕して、特別なカラー”Karosserie Lunar Red”というレッド系の塗料に含有。※Karosserieはドイツ語で「ボディ」、Lunarは「月」を意味。
一体、塗料代だけでどれだけの費用が発生するかは不明ですが、ボディパネルの”反射率”や、オーナーの体格に合わせてシート形状を3Dプリンタにて設定できることなどを含めると、オプション代だけで億超えになることは十分に考えられそうですね。

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Reference:CARSCOOPS