あのフロントがボコボコのポルシェ「959」がMecumオークションにて売れた!落札額は予想外の方向に

2020-05-26

あのバッコボコ車両が遂に落札

以前の記事にて、ポルシェが当時「世界最速の生産車両」と謳った伝説のモデル「959」がMecumオークションにて出品する、との記事を公開しましたが、その個体が遂に落札されました。
今回出品された個体は、フロントボンネットがボコボコになってしまった事故車となります。

▽▼▽関連記事▽▼▽


改めて出品車両を見てみよう

ポルシェ「959」は、世界限定337台のみ製造されたモデルで、更にその中でKomfort仕様は僅か294台しか製造されませんでした。
この個体が1987年に誕生してから約30年が経過しましたが、今回出品の個体は僅か5,885kmしか走行していない低走行車両で、インテリアも非常に良いコンディションとなっています。

搭載されるエンジンは、グループC車両となる「962C」にも搭載されていた排気量2.8L 水平対向6気筒ツインターボエンジンを縦置きにし、最高出力450ps/6,500rpm、最大トルク500Nm/5,500rpmを発揮。
トランスミッションは6速MTのみで、駆動方式はフルタイムAWDを搭載します。

ただ、それでも上記の通り事故の関係でフロントボンネットがボッコボコになっているため、その価値は一気に下落するかと思いきや、予想落札額は約4,950万円~約6,050万円といわれていました。
今回、オークションにて出品され、実際に落札された金額は予想落札額を下回る約4,675万円でした。

これはMecumオークション側も予想していなかった事態で、ここに加えて包括的な修復パッケージを提供する予定だったのですが、それを加えてしまうと約8,250万円にまで上ってしまい、”修復だけでクルマよりも高くなってしまう”ため、落札した人物は修復パッケージを設定せず、別のルートを使って確実且つ格安で修復してもらう予定とのことです。

☆★☆ポルシェ関連記事4選はコチラ!☆★☆

これを待ってた!ポルシェが、クラシックモデル専用3Dプリンタのスペアパーツを販売(2018/2/13投稿)
これは大注目。今は亡きオーナーのポルシェ12台が一挙にオークションに出品(2018/2/4投稿)
ポルシェがウィークリー企画として「TOP5シリーズ」を公開。第五弾は「最もスリル満点だったポルシェ5選」【動画有】(2017/3/10投稿)
ポルシェがウィークリー企画として「TOP5シリーズ」を公開。第三弾は「最もワイルドなポルシェのリアウィング5選」【動画有】(2017/2/28投稿)

Reference:motor1.com