間違いなく盛り上がる。ケーニグセグがル・マンの最新クラス”ハイパーカー・クラス”に参戦か?

2020-05-26

ケーニグセグが遂にル・マンに参戦する?

ル・マン24時間耐久レースより、LMP1に代わる全く新しいクラスの”ハイパーカークラス”について、ケーニグセグCEOのクリスチャン・フォン・ケーニグセグ氏が、同クラスに大きな興味を示していると同時に、トップギヤとのインタビューにおいても、ル・マンに対して強い競争意識を持っていることがわかりました。


実はFIA規定に準じたとんでもないモデルを開発していた

ケーニグセグは、元々2007年にル・マン24時間耐久レース用として「CCR」をベースにした「CCGT」を設計していました。
車体重量は1,000kg以下で、600kg以上のダウンフォースを発生し、おまけに排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジン(ドライサンプ潤滑)搭載でリストリクター付ながらも600hpを発揮します。

この個体は、「GT1」クラス用に設計されましたが、FIAの厳しい規定によりカーボンファイバモノコックの採用禁止、車幅は2,000mmを超えないこと、ドライバーズシートは少なくとも車幅の70%以上であることの規則を守りつつ、ディメンションを正確に測定しながらデザインを進めていきました。

相当な制約がありながらも、ここまで完成度を高めてきた個体は非常に珍しく、ケーニグセグがル・マンにかける想いが相当に高かったことがよく伺えますね。
なお、現時点ではまだどのような仕様で、本格的にハイパーカークラスに参戦するかは未定ではあるも、同クラスにはアストンマーティンやトヨタ、フォード、フェラーリ、マクラーレンといった競合ひしめくメーカたちが立ち並ぶため、ここにケーニグセグが参戦すれば間違いなく盛り上がるでしょうね(個人的にもケーニグセグ推しなので是非とも参戦してほしい)。

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Reference:CARSCOOPS