装甲車用のアストンマーティン「DB11」が登場。防弾仕様でありながらも150kg未満の重量増、快適性も抜群

2020-05-26

まさに外敵から身を護るボンドカー

以前、ダッジ「チャージャーSRTヘルキャット」やBMW「X5」等の装甲車両が登場し、年々と装甲車市場の需要が高まっている中、今回はアストンマーティンの2ドアクーペモデル「DB11」の装甲仕様モデルが登場しています。

これは、装甲車専門企業であるTrasco(トラスコ)によって改造されたモデルで、同社の新しいA-Kip(Anti-Kidnapping)と呼ばれる軽量装甲コンセプトを採用しており、その名の通り軽量素材を活かしながら「拳銃や誘拐、カージャック、貴重品の盗難」といった攻撃から守るために提供されたキットとなります。


重量増加は僅か150kg、快適性は損なわず

今回発表されている軽量装甲コンセプトは、バリスティックスチールやドア内部の複合材料と防弾能力レベル4認定のバリスティックグラスを使用することで、従来「DB11」よりも車両重量は150kg未満の増加にて抑えられています。
※防弾能力レベル4ともなると、200m離れた位置から、弾速911m/sにて発射された14.5mm×114mm弾を防ぐことのできる防弾能力と、30m離れた位置から155mm榴弾砲の榴弾が爆発しても耐えられる耐爆能力等が挙げられます。

なお、これだけの重厚な装備をしながらも”車の性能や快適性”は損なわれてはいないものの、トラック上にて走行する場合は明確な差が発生してくるとのこと。
そして、トラスコ社が開発した軽量装甲コンセプトは、事実上すべての車両に適用することができるとのことで、重量の優位性に加えて、車両の外観を維持することが可能となります(見た目では明らかに装甲車両とはわからないレベル)。

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Reference:CARSCOOPS