アストンマーティンが次なるハイパーカー「Project 003」をアナウンス。「ヴァルキリー」よりも安価な限定500台を予定

2020-05-26

アストンマーティンから次なるハイパーカーが登場

アストンマーティンのハイパーカーモデルといえば、コスワース製V型12気筒自然吸気エンジンに電気モータを搭載したハイブリッドモデル「ヴァルキリー」ですが、この度同社より新たなハイパーモデル「プロジェクト003(Project 003)」がアナウンスされました。

過去、ハイブリッド搭載型ハイパーカーを築き上げてきたマクラーレン「P1」やフェラーリ「ラ・フェラーリ」、そしてポルシェ「918スパイダー」ですが、「Project 003」は次なる世代ともいえる未来的で美的感覚と工学的驚異に満ち溢れたモデルと言われています。


そもそも何で「Project 003」なの?

ちなみに「Project 001」は上記の通り「ヴァルキリー」を指しており、「Project 002」は更なるハードコアモデルの「ヴァルキリーAMR」、そして今回アナウンスされた「Project 003」は、より一般的な顧客を対象としたモデルになるといわれています。

なお、「Project 003」に関してアストンマーティン・ラゴンダ社長兼グループCEOのアンディ・パーマー氏は、「ヴァルキリーが生涯に一度のプロジェクトモデルとして終わりを告げる予定だったが、このモデルから次なる世代へとつなげる一つのきっかけがProject 003になる。ダイナミックさを忘れないシビアな技術と先進性を持たせた究極の一台になるだろう」と説明。

エンジンはターボチャージャ+電気モータのダウンサイジングハイブリッドに?

今回は、併せてティーザースケッチも公開されていますが、このスケッチに加えていくつかの詳細情報も説明。
その詳細としては、ターボチャージャーエンジン+エレクトリックハイブリッドを搭載した軽量構造を採用し、能動的な空力学とサスペンションを設定することで、乗り心地と操作性において”次のレベルの精度”をもたらすとのこと。
アストンマーティンとしては、この個体に荷物を積載するためのスペースを追加し、全ての市場においてホモロゲーションを提供するだけでなく、左右のどちらのハンドルでも操作できるような実用的で公道を容易に走行できるモデルを作り上げていくと説明。

改めてティーザースケッチを確認していくと、外観としてはブレード状のノーズとセンターコックピットが搭載され、タイヤ・ホイールがかなり外側に張りだす可能性も十分に考えられます(もちろんこれはスケッチなので、量産モデルは更にデザイン言語を加えていく)。
「Project 003」は、2021年後半あたりから納車すると思われ、生産台数は500台を予定。
とりあえずはクーペモデルを販売すると思われますが、もしかするとロードスターモデルも登場するかもしれません。

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Reference:motor1.com