アウディの最新エントリーモデル「A1」が生産開始。製造場所は”理想的”ともいえるあの場所だった!

2020-05-26

新型「A1」はセアトの工場にて製造される→なぜ?

アウディの最新エントリーモデル「A1」が、同じフォルクスワーゲングループとなるスペイン・セアトのマルトレル工場にて生産をスタートしました。
セアトのマルトレル工場にてアウディのラインナップモデルが生産されるのは、SUVモデルの「Q3」に続いて2台目となりますが、2017年にセアト「イビザ」を導入して数か月後に「アロナ」が導入されたため、実質として最新モデルとしてマルトレル工場にて生産されるのは「A1」が3台目となります。


「Q3」の製造拠点が変更→代わりとして「A1」がスペインへ

前世代となる「A1」は、元々ドイツ・ブリュッセルの工場にて生産されてきましたが、新型「Q3」がスペインからハンガリーのGyor工場に移行したたため、その代りとして「A1」がマルトレル工場にて生産される流れになったとのこと。

なお、「A1」はフォルクスワーゲングループのグローバルネットワークの戦略的生産拠点として、マルトレル工場へのコミットメントを確認していますが、もしかするとアウディのコンパクトモデルは、今後セアトの工場にて生産される可能性があるかもしれません。

セアトの工場は、アウディの品質基準をクリアする貴重なグループ会社

ちなみに、アウディの生産・ロジスティクス・マネジメント・メンバーであるPeterKossler氏は、「過去数年間でマルトレル工場は、その高い資格を持つ従業員が「Q3」を生産し、このモデルは大きな成功へと導きました。品質重視のアウディ製造システムを導入したことで多くの経験を積み、このセグメントの戦略柱の一つである「A1」はまさに理想的ともいえる場所にて生産されます」とコメントしています。

なお、マルトレル工場の従業員数は500名と非常に多く、その多くがアウディの生産ノウハウやスキルを身に付けたエリート集団ばかり。
ハイパフォーマンスモデル「S1」も、この工場にて生産される可能性を秘めているため、今後更に生産能力の向上と工場拡大に向けて大きな期待が高まっています。

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Reference:CARSCOOPS