韓国やり過ぎじゃない?ランボルギーニ「ムルシエラゴ」の元デザイナーが韓国・現代自動車(ジェネシス)&起亜の設計管理責任者に

2020-05-27

元ランボルギーニ担当者が韓国自動車メーカのトップに

過去これまで、ブガッティやポルシェ、ロータスに在籍していた優秀なエンジニアやデザイナーを無理やりヘッドハントしてきた韓国自動車メーカ・現代自動車(ジェネシス)&起亜が、以前ヘッドハントしたランボルギーニ「ムルシエラゴ」のデザインを担当経歴を持つLuc Donckerwolke氏を取締役として就任したことが明らかとなりました。

今後彼は、現代自動車のPeter Schreyer氏に置き換わるだけでなく、現代自動車&ジェネシスブランドの元エグゼクティブデザインVPである立場から、11月1日から現代自動車グループ全体の設計業務を統括し、現代自動車や起亜、ジェネシスの設計プロセスも統括することが決定しました。


Luc氏はフォルクスワーゲングループを渡り歩いた希少人物

ちなみに、Luc Donckerwolke氏は、韓国の自動車メーカに就任する前にフォルクスワーゲングループにて十分なキャリアを磨くため、1992年に同社製造業者として入社、1994年~1996年までシュコダにて勤務し、初代「オクタヴィア/ファビア」の設計に貢献しました。

その後、1996年にはアウディ「A4アヴァント/A2」を設計するためにアウディに移籍し、1998年にはランボルギーニのデザインヘッドを任され、「ガヤルド/ディアブロ/ムルシエラゴ」のデザイナーを担当し、更には2006年に「ミウラ・コンセプト」のデザインも担当するほどのトップデザイナーでした。

その後はセアトにて「イビザ」の開発を任されるなど、フォルクスワーゲングループを大いに盛り上げた後、2012年にベントレーのデザインディレクター、そして2015年に韓国・現代自動車によってヘッドハンティングされました。
今後は、現代自動車をはじめとする韓国の主要モデルの拡販やデザイン性の向上を図るために更なる技術向上に努め、これまでにない特別なモデルが誕生することが大いに期待されています。

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Reference:motor1.com