あのガムボール3000(GUMBALL 3000)にも登場したフェラーリ「F430」ベースの謎車両「E.C. オンリーワンP8」が約3.2億円にて販売中

2020-05-27

あのガムボール3000にも登場した謎車両が中古車市場にて登場

今年8月にロンドン~日本にて行われた公道ラリーレース・ガムボール3000(GUMBALL 3000)に登場した謎のイエローの個体E.C.「E.C. オンリーワンP8」が中古車市場・James Editionにて販売されていることがわかりました。
※実はこの個体、ガムボール3000のイギリス&イタリアツアーでは走行していたものの、日本では一切走行していません。
詳細は不明ですが、大阪・関西国際空港の通関にて引っかかって通れなかったか、もともとイタリア・ボローニャまでのラリーツアーで終わっていたのかもしれませんね。

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プラットフォームやエンジンベースはフェラーリ「F430」

この個体は、フェラーリやランボルギーニ、マクラーレンのメーカには属さない、イタリア・ボローニャにあるレーシングドライバのエネア・カソーニ(Enea Casoni)氏を由来としたモデルで、フェラーリ「F430」のプラットフォームをベースにしており、1970年代のレーシングカーをモチーフにした当時レトロと現代を融合させたスーパースポーツモデルとなります。

サイズとしては、全長4,570mm×全幅2,030mm×1,100mmと非常にワイド&ローで、当時新しいアルミニウムとカーボンファイバを組合わせたハンドメイドハイブリッドボディを採用。
ドア開閉は、メルセデスベンツ「AMG SLS/300SL」にも採用のガルウィング・ドアとクリアなエンジンカバーが特徴です。

パワートレインは、フェラーリ「F430」同様の排気量4.3L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力600hp/8,640rpmを発揮します。
車体重量は、「F430」よりも約150kg軽量化された1,200kgを実現。トランスミッションは6速MTを採用しています。

当時としては実用性を加味した先進的な機能も

機能性においては、フロントバンパーが最大60mm持ちあがるリフトアップシステムや、空調とリバースカメラ、パーキングセンサーを搭載し、フロント・リヤにはグロスブラック処理の19インチアロイホイールを装着しています。

インテリアは、アルカンターラと本革のバイマテリアルシートをさいようし、あらゆるポイントにはカーボンファイバとアルミニウムトリムを使用することで軽量化と高級感を演出。
車両が燃えたときのことを考慮して消火器も設けられています。
なお、エンジンはキーレスタイプのプッシュスタート式とイマドキ仕様になっています。

さて、気になる「E.C. オンリーワンP8」の中古車価格ですが、約3.4億円と非常に高額。
フェラーリ「ラ・フェラーリ」、ブガッティ「ヴェイロン」の中古相場とほぼ同じとなりますが、「F430」ベースのモデルにここまでの大金を支払えるだけの価値があるか?と言われると非常に難しいところですね。
(フェラーリ「458スパイダー」ベースの「セルジオ」(約5億円)、「488スパイダー」ベースの日本限定モデル「J50」(約3億円)も同様)

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Reference:CARSCOOPS