衝撃の事実。「フォードGT」とメルセデスベンツAMG「GT」が使用するギヤボックスは全く同じ。但しパーツ費用は「フォードGT」の方が約240万円も高い結果に

2020-05-27

「フォードGT」とAMG「GT」は全く同じギヤボックスを使用していた

先日総生産台数1,000台から1,350台へと増産することを発表したばかりのスーパースポーツモデル「フォードGT」と、メルセデスベンツAMGのトップレンジモデル「GT」のデュアルクラッチトランスミッションギヤボックスが全く同じメーカ・ゲトラグ(Getrag)社のものを使用していることを御存じでしょうか。


実はあのモデルも使っていた…

異なるメーカが同じパーツを共有することは全く不思議なことではありませんが、今回発覚したこととして、「フォードGT」とAMG「GT」に使用されるギアボックスは全く同じとなる「7DCL750」と呼ばれるトランスアクスルタイプのギアボックスの高トルク用途向けとして採用されていて、更には全く同じギア比となっているだけでなく、それぞれのメーカが本質的に全く同じといえるこのギヤボックスを交換する際の工賃込の費用が明らかに違い過ぎるということでした。
※これら2台以外にもフェラーリ「カリフォルニア/458イタリア/458スパイダー」、そしてメルセデスベンツAMG「SLS」にも全く同じギヤボックスを採用している。

その価格差はもう一つギヤボックスを交換できる程

具体的には、部品番号HG7Z-7000-Aのフォードの交換用デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の価格は約312万円で、工賃を含めると約370万円に上るとのこと。
しかし、一方のメルセデスベンツAMGの部品番号A1902600500の場合は、全く同じパーツでありながらも価格は約170万円で、さらに部品番号A1902600600の改良版を選ぶならば約132万円の費用で済むということで、最大で約238万円の価格差が生じていることになります。
この価格差であればAMGにて、もう1セットギヤボックスの交換が可能になりますね。

従って、実質的に全く同じパーツで全く同じ品質ということであれば、そりゃ安い方を購入した方が断然お得なわけ(全く同じ商品をコンビニかドンキホーテで買うかの違い)ですから、メルセデスベンツにて購入した方がず~っと良いかと思われます。

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Reference:motor1.com