イタルデザインはこんな近未来的なミニバンも発表していた!センターシート&BMW製V型12気筒エンジンを搭載する1992年式「Clumbus」
もはや”ミニ”ではない奇妙なミニバン
イタリアの老舗コーチビルダーでお馴染みとなるイタルデザイン(Italdesign)。
過去に日産GT-R R35 NISMOをベースに共同開発した特別記念モデルGT-R 50 by Italdesignを公開しましたが、実は過去に同社が1992年に開発した奇妙なコンセプトミニ「Clumbus(コロンバス or コロンブス)」を発表していたことをご存じでしょうか。
その見た目は何とも奇妙で、サイズ感も決して「ミニバン」とはいえないのですが、ある意味でミニバンの新たな可能性を切り拓くモデルでもあるように感じられます。
エンジンは大排気量のV型12気筒!最高時速200km/h超えのスーパーカースペック
この個体は、全長ほぼ6,000mmの”ミニ”とは呼べないほどに巨大な7人乗りボックススタイルを持ち、パワートレインは、排気量5.0L BMW製V型12気筒エンジンをミッドマウントし、最高出力は300hpを発揮します。
駆動方式は四輪駆動(AWD)で、トランスミッションは何とも魅力的な5速MT、足元のホイールは20インチの大口径タイプで、最高時速は210km/hにまで到達する、当時のミニバンでは考えられないほどのスーパースペックを持っていました。
運転席はまさかのセンターシート
しかもこの個体、マクラーレンのアルティメイトシリーズとなるF1やスピードテールと同じようにドライバーポジションがど真ん中にレイアウト(つまりはセンターシート)され、インテリアはまるでリビングルームのような作りとなっています。
足元のホイールベースは、超ロングともいえる3,820mmを実現しているため、6人分のスペースや室内空間は非常に大きく確保。
最大9人分のシートを配置することも可能ですし、更にはひとりひとりがVHS(ビデオテープ)に接続されたモニターにてビデオ映像を視聴することが可能なラグジュアリーなモデルでした。
なお、車名にも使われているColumbusは、イタリアの探検家であるクリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)氏の名前が由来となっています。
【#Italdesign columbus 1992】
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Reference:motor1.com