中国からヤバそうな刺客が登場。フォーミュラE技術採用で1,632馬力発揮のEVハイパーカー・BAIC「Arcfox GT」がジュネーブに突如としてデビュー

2020-05-27

中国が何やらヤバそうなEVハイパーカーを開発したようだ

先日の3月5日より開催中のスイス・ジュネーブモーターショー2019にて、ブガッティ「ラ・ヴォワチュール・ノワール(La Voiture Noire)」やケーニグセグ「ジェスコ(Jesko)」といった最高出力1,500ps超えのハイパーカーが登場していますが、それらのモデルを圧倒するトンデモEVハイパーカーが中国メーカより突如としてワールドプレミアを果たしています。
それが、BAIC(北京汽車)と呼ばれる中国の大企業BAW(北京汽車製造廠)の子会社で、そのEVハイパーカーの名は「Arcfox GT」と呼ばれています。


0-100km/h加速時間はブガッティ「シロン」並

この個体には、4基の電気モータが搭載され、システム出力としては1,020psを発揮し、その軽量構造と驚異的なパワー出力の恩恵を受けることにより、0-100km/hの加速時間は2.59秒という加速力を得ています。

ん?全然ブガッティやケーニグセグを圧倒するスペックを持っていない?
ご安心ください。
ここからがBAICの本領発揮です。
BAICが公開した「Arcfox GT」は、大きく2つのグレードに分類され、先ほどのスペックを示した個体がエントリーレベルの”Street Edition”で、もう一つ上位グレードが”Track Edition”となります。

Track EditionにはフォーミュラEの技術が盛り込まれている

この”Track Edition”では、最新フォーミュラE技術を駆使していて、そのシステム総出力は驚異の1,632ps/最大トルク1,320Nmを発揮します。
これによるスペックについては一切公表されていませんが、恐らくトラック専用モデルであることが考えられ、公道での走行は一切禁止されているのだと推測。

これらのモデルについては、今のところ市販化の話は出ていないものの、電気自動車専用のモータや駆動用バッテリを高品質で提供する中国であれば、間違いなく市販化に漕ぎ着けてくるでしょう。但し”車両品質”については不明。
価格帯も、多分1億円を超えると思いますし、このモデルを筆頭に様々な中国製EVハイパーカーが登場してくることは間違いないと思います。

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Reference:CARSCOOPS