フェラーリが遂にワンオフレーシングモデル「P80/C」を発表。「488GT3」ベースで伝統的なモデルに敬意を表した極上の一台【動画有】

2020-05-27

フェラーリのワンオフモデル「P80/C」が遂に世界初公開

日本時間の3月25日(月)23時に、フェラーリがワンオフレーシングモデルとなる「P80/C」を世界初公開しました。
このモデルは、1960年代にフェラーリが製造した伝統的なモデル「330 P3/P4」や「ディーノ206S」に敬意を表した一台で、香港のオーナーの依頼によってフェラーリエンジニアリングチームが2015年より開発し続けてきたもので、フェラーリのワンオフプロジェクト「SPシリーズ」としては初のレーシングモデルとなります。

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ベースモデルは「488GT3」

また「P80/C」は、香港のオーナーが所有するレーシングモデル「488GT3」をベースにした世界に一台しか存在しないワンオフモデルで、そのデザイン性は大きく異なるものに(エンジンはV8ツインターボ)。
レーシングモデルは、ある一定の規定を満たさない限り公道を走行することは不可能ですが、今回のモデルは公道走行不可能のため限りなく自由な設計が施されているようです。
デザイン的には、非常に低いくさび形のフロントエンドとその下にフロントスプリッターが装着されています。

少しわかりにくいですが、フロントフードのエグい形状をしたダクトや、フロントフェンダー上部にあるルーバーは気流を制御するのに非常に役立つようで、大きなダウンフォースを発生するものと考えられます。

そして、急こう配で流れるようなラインを持つフロントガラスが装備され、非常に美しいシルエットを持った一台となります。
ホイールベースについては、公道モデルの「488GTB」よりも50mm長くなっていて、リヤ部分においてもかなり重量感のあるパーツがぎっしりと搭載されていますね。これはかなりボリューミー。

サイドドアの後ろには、大きなダクトが設けられていて、この辺りにはカーボンファイバパーツが使用されていますね。
加えてエンジンカバーには、レッド系のRosso Veroと呼ばれる新色のボディカラーとは異なり、アルミニウムのルーバーを採用しています。

インテリアはこんな感じ。
内ドアパネルやダッシュボード周り、センターコンソール、ステアリングホイール、そしてシートバックにはカーボンがギッシリ。
シートはオールブルーのアルカンターラシートを採用していますね。

なお、このモデルの価格帯については公表されていませんが、フェラーリのワンオフモデルは最低でも2億円に到達するとのことです。

【Welcome to the new Ferrari P80/C】

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Reference:motor1.com