BMWに酷似している批判された中国・Qiantu「K50」がアメリカに進出。中国仕様は確定しているのにアメリカ仕様は確定しない謎

2020-05-27

~満を持して中華メーカがアメリカ進出を正式発表~

先日より開催中のアメリカ・ニューヨークオートショー2019にて、中国のオールエレクトリックスポーツカーを製造するQiantu Motorsが、最新量産型となるEVモデル「K50」(プロトタイプモデルがBMW「i8」に酷似していると大きな話題に)を公開し、更には2020年よりアメリカにて販売することを正式に発表しました。

今回、アメリカ・カリフォルニアに拠点を置く企業・Mullen Technologiesのサポートにより、「K50」のアメリカ進出が確定したわけですが、元々Qiantu Motorsは中国をメイン市場として取り組んできたため、海外での認知度は全くと言って良いほどに皆無。
ある意味ゼロの状態から、いきなりこうしたスーパーカールックなEVスポーツカーを売るのはかなりハードルの高い任務ではありますが、今後どのように注目されていくのか非常に気になるところです。


~但し、中国仕様は確定していてもアメリカ仕様は何も決定していないという謎~

「K50」は、2基のモーターを搭載した電動パワートレインを採用した100%電気自動車で、システム出力402hpを発揮しますが、オーバークロックモードによって最大429hpにまでスペックアップすることが可能だそうです。
ただ、このスペックはあくまでも中国仕様での数字であり、使用されるバッテリ容量78kWhというのも中国仕様。
現時点で、アメリカ仕様でのスペックやバッテリ容量に関する情報は入っておらず、しかし中国仕様との共有化はされないとのことから、現時点ではまだまだ開発の段階にあるのかもしれません。

それ以外の装備内容については明らかにされているとのことで、中国とアメリカ共通でLEDライトやフレームレスウィンドウ、19インチ鍛造アルミホイールを備え、何とルーフにはソーラーパネルを搭載するとのこと。

インテリアについては、レザー&スエードを採用したスポーツシートに、シートヒータ&シートベンチレーションを設定。
その他には本革製ステアリング+ステアリングヒータ付や自動気候制御システム、10.1インチデジタルインストルメントクラスター、GPSナビゲーション&音声認識技術を備えた15.6インチのインフォテイメントシステム、4G&Wi-Fi接続、プッシュボタン式パワースターター、サブウーハー付6スピードオーディオシステムを搭載します。

気になる価格帯についてですが、アメリカでの販売価格は公表されていないものの、中国では約8,500万円から販売されるとのこと。
販売台数についても明らかになっていませんが、”限られた数を予約にて受付”とのことなので、おそらく中国やアメリカにて販売される数も限定されるものと考えられます。

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Reference:CARSCOOPS